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前回のQゼミWeb通信で、大学受験に臨むお子様を持つ親御さんにしてもらいたいことをいくつか触れました。今回はその後編です。


ここ数年、受験指導をしていて痛感すること、それは「親御さんが動きすぎる!」ということです。もちろん色々と協力的であることはありがたいのですが…。
例えば、出願。私が受験生の頃は、願書を自分で書くことは当たり前だと思っておりました。全て自分で取り寄せて、記入して、後はお金を払うだけ、という段階で親に頭を下げて受験料をもらい、自分で銀行に振込みに行きました。それが絶対に正しいやり方だというつもりもないですが、受験するのは本人です。そして、ひとつの大学を受験するのにどのくらいの費用が掛かるのか、全部受験することでどのくらいの額になったのか、身を持って知るべきです。大学受験ができるということ自体が恵まれていることなのだと理解することで、勉強に対する姿勢も変わってくるのではないでしょうか。
対して、現在の親御さんはなにもかもやってしまうような人が多い気がします。受験生本人は勉強で忙しいのかも知れませんが、出来るところはどんどんやらせてみてはいかがでしょうか。
また、出願校の選定も親御さん主体の家が増えてきています。進学するのはお子様ですし、その後学んでいくのもお子様です。親御さんが通うわけではありません。コンセンサスを取った上で出願するのであれば構いませんが、全て親御さんが決めるのは避けましょう。
極端な事例かもしれませんが、親御さんが全て出願スケジュールを決めていたために、受験当日に忘れていて会場に行かなかったという受験生を何名か知っています。本末転倒ですよね。そうならないためにも、親御さんには努めて、「受験生自身が動く」ように動いていただければと思います。


この部分だけは、私どもの手が及ばない部分になります。
受験日当日にインフルエンザになってしまったら…悔やんでも悔やみ切れないですよね?インフルエンザまでいかなくとも、コンディション不良のまま受験に臨んでも、結果は厳しいものになってしまうでしょう。夜遅くまで勉強している姿を見たりすると、ついつい「頑張って!」なんて声を掛けたくなるものかもしれませんが、そういう時にブレーキを掛けてあげるのも親御さんの役目です。
よく言われることですが、親の一番重要な役割は受験生の「健康管理」です。特に食事について栄養バランスを考えた料理を作ってあげることが最大のサポートではないでしょうか。第一志望大学の受験前日に験(げん)を担いで「カツを食べ」たりするのはよいですが、胃もたれしないように気をつけるのも親御さんの役目だと思います。



先生写真

受験は長く苦しい戦いです。そんな中、自分の力をしっかりと出し切ることが出来るように、高校生だけでなく、小中学生のお子様を持つ親御さんには、今のうちから自主性を育むような取り組みをしつつ、後方からサポートできるよう心積もりをしていただけると助かります。

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さて、いよいよ受験の季節の到来です。
なかなか落ち着けず、ソワソワしてしまっている親御さんも多いかと思います。ただ、結果を待つことしか出来ないということがこんなに辛いのか…と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、だからこそ受験に立ち向かっていく生徒さんが、快く勉強に打ち込めるためのサポートをお願いしたく思います。これらは我々では手が届かない領域であり、親御さんだからこそ出来ることなのです。今回と次回で、「こうして欲しい」ということを幾つか紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
もちろん、我々の独断ではなく、歴代の生徒さんたちからの声を元にしたものです。


毎年、面談や父母会などでお話ししておりますが、それでもやはり模試の結果が返ってくると、色々と言ってしまう親御さんが多いようです。そもそも、早いうちから合格圏内の大学を目指す生徒さんはほとんどおらず、ほぼ100%の生徒さんが「今の自分だと、少し難しい」大学を目標にしています。そして、そのような大学は概して簡単に合格するようなところではありません。逆に、早いうちに合格圏内という判定が出たらどうなるでしょうか?ちょっと想像してみてください。
きっと、勉強しなくなります。厳し目の判定が出るからこそ、みんな頑張ることが出来るのです。これは親御さんたちが受験生だった頃と同じではないでしょうか。
実は、模試の結果について突っ込まれることで、傷ついている生徒さんは多いです。自身の課題は、生徒さんが一番わかっています。それを合格に向けて努力しているのです。心配のあまり何か言ってしまう気持ちもわかりますが、その言葉に気を使って頂けると受験生はより頑張れます。
  ×「こんな点数で合格するの?」
   ↓
  ○「課題が見えたから、もっと頑張っていこうね!」


私が大学受験したのは、約20年ほど前です。センター入試を私立大学が導入して3年目でしたが、利用できる大学はほとんどありませんでした(有名大学だと、法政大学の社会学部と立教大学のコミュニティ福祉学部しかありませんでした)。全学部入試なんてものはもちろん、存在しませんでした。よって、俗に言う一般試験に向けて勉強をするしかなかったのです。
比べて、今は違います。詳しい話は割愛しますが、多彩な入試方式がありますよね。ゆえに、どこにターゲットを絞るのか、どのような計画で勉強をしていくのかというものが全然異なります。それだけではありません。学校の授業も、それこそ高校によって全然違います。入試対策の授業を積極的に取り入れているところもあれば、その逆も然りです。受験生にとっては、学校の勉強よりも、より優先して勉強すべきものもあるでしょう。
そういった事に遭遇したときに、親御さんが受験生だった頃の物差しでものを言っても、受験生には響きません。むしろ、逆効果になってしまうことすらあります。
高校三年生(もしくは高卒生)です。親御さんが口出しするのではなく、本人に任せましょう。それを尊重してあげることが、合格への近道です。


次回予告
・1から10まで親御さんが動かない。
・体調管理ふくめた生活の管理を。

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高校選びのポイントは何かと高校生に聞くと通学距離、部活動、制服がかわいいかどうか、などいろいろな答えが返ってきます。もちろんそういったことに注目するのはかまいませんが、大学進学を考えるのであれば、高校のカリキュラムがどうなっているか、というポイントも見逃せません。
特に理系に進学しようと思っている生徒は理数科目のカリキュラムの差に注目する必要があります。
今回は高校ごとのカリキュラムの違いについてご説明します。


中学校との大きな違いとして「選択科目」があります。科目によっては高校ごとに選択できる学年が変わってきます。どの学年で履修するかによっても受験対策が変わってきます。


理科・社会でカリキュラムの差が出やすいです。
特に理科の場合は演習量が多いためどの時期に履修するかが重要です。


理科は高校になると物理・生物・化学・地学と4つの科目に分かれますが、理系の生徒が受験科目で使うとするとどの科目も2年間履修しなければなりません。
履修の学年は①「1年次・2年次」、②「1年次・3年次」、③「2年次・3年次」と高校によってさまざまですが多くの私立の中高一貫校は理科のどの科目も①で履修できるようになっています。理由は、高2の時点でカリキュラムを終わらせることで高3時を入試演習に充てるためです。公立高校では科目によって履修年次が変わることが多いです。
②・③のような受講は3年生で授業があるため入試直前にならないと入試の範囲の授業が終わりません。国立大学理系の場合、理科が2科目必要ですのでそのカリキュラムは受験を大きく左右します。
特に、①の場合は2年の進級時には受験科目を決めておく必要があります。高校入学して1年も経たないうちに受験科目を決めなければならないというデメリットもあります。


以上のように高校ごとにカリキュラムが異なるため、大学や学部ごとに有利・不利が出てきます。今後、高校選びしていく中でカリキュラムも一つのポイントしてはいかがでしょうか。


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国公立大学は全国に174校あり、601校もある私立大学に比べ、割合的にはレベルや知名度が高い大学が多く、学費も安いので人気が高いのが特徴です(学校数は平成28年4月1日現在のもの)。

そんな国立大学に合格するために必要なことは3つあります。


国公立大学の受験科目といわれると5教科7科目(8科目)というイメージがあります。これは、
文系:英語・国語・数学ⅠAⅡB・社会2科目・理科1科目
理系:英語・国語・数学ⅠAⅡBⅢ・理科2科目・社会1科目
という科目選択です。
しかし実際には、3教科3科目・5教科5科目・5教科6科目などさまざまです。さらに、国公立大学はセンター試験・2次試験がおこなわれ配点も大学によって変わってきます。よって、自分の志望校の入試概要を知り、みんなと同じ勉強ではなく自分の志望校に合わせた学習プランを組むことで効率のよい学習ができます。


国公立大学の入試は科目ごとで配点がかなり違ってきます。
たとえば、横浜国立大学の理工学部では、
[センター試験]英語200点、国語200点、数学200点、社会100点、理科(2科目)200点
[2次試験]英語300点、数学450点、理科(2科目)450点の配点になっています。
理系でも社会があるのか、と一瞬戸惑う受験生がいるかもしれません。しかし配点の違いをよく見てください。社会はセンター試験のみの出題で100点、数学はセンター・2次合わせて650点もあり、実に6.5倍も配点が違います。重要度の違いと言ってもよいでしょう。
このように多くの国公立大学は理系の場合は「数学」、文系の場合は「英語」が重点科目になっていることが多いです。
ですから、科目の多さに惑わされず配点の大きい科目を得意科目にすることが合格への近道になります。



センター試験は1月に実施されるので、11月ぐらいまでには対策を整えておく必要があります。ですが、公立高校の多くは高3の冬までカリキュラムが終わらない科目もあります。受験直前に手が回らなくなってしまわないように高2年のうちに英語と数学を中心に学習の前倒しをしておく必要があります。


以上のことから国公立大学を考えている生徒は、高1・2生の時期に志望校の情報を調べ、そこに向けてコツコツと効率のよい勉強をしていく必要があります。

最後にQゼミの大学受験コースでから国公立大学に合格した先輩のメッセージを紹介します♪


「高校生になって勉強する科目が増えて、すべてが中途半端になりそうだったので高1・2のときはとにかく英語に力を入れて英語だけは成績をあげていこうと考えました。 部活も一生懸命したかったので、勉強時間は限られていたので無駄な勉強だけはしないように心がけました。部活や学校行事と両立しながらでも合格するために必要なことを考えておけば絶対合格できます!」(横浜国立大学理工学部)


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神奈川県内にある国公立大学といえば?

この3校ですね。今月はこの3校の特集になります。受験生はもちろん、中学生や高校1・2年生もぜひ参考にしてみてください。


 全国の国公立大学の中でも人気がある大学です。著名人や芸能人が卒業生に多く、「教育人間科学部」「経済学部」「経営学部」「理工学部」を設置しています。キャンパスは1つですが、最寄り駅(相鉄線・和田町駅か、市営地下鉄・三ツ沢上町駅)からは遠いです。大学構内に相鉄バスと横浜市営バスのバス停があるので、バスを利用することも可能です。
 大学のキャンパス内はとても広く、広いがゆえに授業の間の移動が大変なようです。学園祭が年に2回あり、年に2回開催する大学は全国的にも非常に珍しいです。6月と10月に毎年開催していますが、11月にある「常盤祭」は特に盛り上がりを見せるようです。今年は10/29(土)~10/31(月)で実施するので、受験を考えている人や興味がある人はぜひ行ってみてください。


 「国際総合科学部」と「医学部」の2学部を設置しています。「国際総合科学部」は「国際教養学系」「国際都市学系」「経営科学系」「理学系」の4系統に分かれています。「医学部」は「医学科」と「看護学科」があります。キャンパスは4つありますが、金沢八景と福浦が主なキャンパスになります。
 英語教育に非常に力を入れています。それがゆえに、2年次から3年次になる際にTOEICかTOEFLの試験で基準点を超えないと進級が出来ないという横市特有の進級評価があります。基準点に1点でも届かなかった場合は・・・留年となります。そんな厳しい進級評価のためか、国家試験の合格率が非常に高いです。



 設置学部は「保健福祉学部」のみですが、「看護学科」「社会福祉学科」「栄養学科」「リハビリテーション学科」の4学科があります。保健・医療・福祉に特化した大学で、病院や社会福祉施設など現場での学習や体験を重視しています。
 キャンパスは1つで、最寄駅は京急線・県立大学駅から徒歩5分の場所にあります。キャンパスから海が見え、近くには公園があります。また、キャンパスの約40%が緑で覆われており、自然豊かなキャンパスとなっています。また、比較的新しい大学なのでキャンパスも綺麗です。
 保健・医療・福祉に特化している学校だからこそ、専門分野の授業は少人数制で行っています。医療系の国家試験の合格率もかなり高いです。

最後に・・・
百聞は一見に如かずとは言いますが、Qゼミのチューターが各大学の紹介をしています。こちらもぜひご参考ください。

チューターの大学レポート⇒http://www.qzemi.com/university/report/
「Qゼミ 大学レポート」で検索!



また、少しでも気になる大学があれば、HPやオープンキャンパスに足を運ぶことをオススメします。それこそ百聞は一見に如かず!





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 大学入試で最近話題なのは、2020年度からセンター試験の代わりに「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)が実施されることではないでしょうか?具体的にどのような試験になるかは、文科省のHPにサンプル問題が掲載されていますが、特に英語の問題は大きく変わっています。これまであまり重視されていなかった「話す力」もチェックされることになります。
 一方で、私立大学の英語の入試制度についても大きな変化が見られます。それは外部の資格検定試験を受験してスコア(結果)を提出すれば、英語の入試が免除されるという制度です。外部の資格検定試験には、英検・TOEFL・IELTSなどがあり、その中にTEAPがあります。今月はこのTEAPについて説明をしていきます。


 公益財団法人・日本英語検定協会と上智大学が共同開発・運営をしている、英語の資格検定試験になります。英語の4技能「読む=リーディング」「聞く=リスニング」「書く=ライティング」「話す=スピーキング」を測定する試験となっています。

「読む」⇒マークシート形式、試験時間70分、全60問で100点満点
「聞く」⇒マークシート形式、試験時間50分、全50問で100点満点
「書く」⇒記述形式、試験時間70分、全2問で100点満点
「話す」⇒1対1の面接形式、試験時間10分程度、全4問で100点満点
  合計:400点満点

 これらの試験を受け、4技能のスコア(得点)を出します。また、2001年に欧州評議会によって公開されたCEFR(Common European Framework of Reference for Languages) による6段階のバンドも表示します。バンドは、A1・A2・B1・B2・C1・C2まであり、TEAPではC1まで測定されます。
(TEAPの得点が満点であっても、バンドはC1となるということになります)

試験は3パターンあり、選択可能です。



 試験は年に3回あり、全国11都市で開催されます(関東では、東京・神奈川・埼玉・千葉の4都市)。2016年度は7月、9月、11月に実施されます。また、『TEAP CBT』という試験もあり、同等の問題をパソコンを使って受験する試験形式です。ただし、自宅で受験できるということではなく、『TEAP CBT』も会場で受験をします。会場は、東京と大阪の2都市になります。受験資格があり、高校2年生以上であることです。

 気になる問題の難易度ですが、目安としては英検準2級~準1級程度で、日本の学習指導要領の内容に配慮して作成されているので、高校3年生の英語を測定するのには最適なレベルと言えます。英検2級レベルの単語量=約4000語以上があれば、TEAPで出題される単語の90%以上は網羅できるでしょう。
 ただし、ライティングの問題は2問のみですが、非常に難しいです。1問目は約70語程度の文章要約、2問目は複数の図や資料から数値を読みっとったうえで、自分の考えを200語程度で英作となります。英作文の力のみならず、日本語の文章力や思考力も問われる問題なので、同じタイプの問題を繰り返し演習し、十分な対策をする必要があります。


 ここまで概要をお伝えしますが、TEAPを受験して、どんなメリットがあるのでしょうか?先にも述べましたが、最大のメリットはスコア(結果)を提出すれば、英語の入試が免除されることです。現在、以下の関東地方にある私立大学でTEAPを使った入試制度を設けています。
※全入試・全学部が実施しているわけではありません
※各大学のHPや募集要項をご確認ください

 上記に挙げた大学以外にも設置をしている大学があります。TEAPを利用した入試のみ別日程で受験日を設けている大学もあるので、一般入試も受ければ受験回数が増え、それだけその大学に合格する可能性も増えます。また、各大学の一般入試の問題は非常に癖があり、対策に膨大な時間がかかります。一方で、TEAPの問題は難易度のところでも述べたように、日本の学習指導要領の内容に配慮して作成されているので、対策がしやすく、英語に使う勉強時間が短縮され、別の教科に勉強する時間を回せます。
 一方で、TEAPを利用した入試制度を設けている大学は少ないですし、学部・学科によってスコアやバンドの基準が設けられており、それを満たさなければ必然的に一般入試を受けなければなりません。
 TEAPを利用した入試については、メリット・デメリットがありますが、受験回数が増えることだけを考えても非常に使える制度であると思います。TEAPを利用して、うまく受験をすれば現役で第一志望の大学に合格することもできるのではないでしょうか?


 今回は概要とTEAPを利用した入試を簡単にご案内しましたが、詳細や大学・学部の基準については、日本英語検定協会や各大学のHP・募集要項をご確認いただけると、より詳しい内容が記載されています。興味がある方や受験を考えている方は、ぜひそちらもご確認ください。




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先月、「高1からやっておきたいこと」について書かせていただきましたが、高1の間は学校の定期テストでしっかり点数を取りたいという人が多いと思います。もちろん推薦入試で大学進学を考えている人は学校の評定でいい結果を取ることがそのまま入試結果につながりますので、そのまま学校の授業をしっかり学んでいきましょう。ただ、多くの人が受けることになる一般入試においては学校の評定は無関係になりますので、定期テスト対策をしっかりやっていれば合格できるかというとそういうわけではありません。
では、定期テスト対策と入試対策の違いとは何か、それぞれ何を行っていくべきなのか。また、一般入試を選択した場合、定期テスト対策はいつまでやるべきなのか、どのくらい時間をかけるべきなのかについて書かせていただきたいと思います(※ここから先はあくまでも私の個人的な見解ですのでご了承ください)。


定期テストは学校の授業内容の時期ごとのまとめテストですので、テスト範囲が決まっています。また、英語や国語では授業で扱った文章がそのまま出題されるケースがほとんどです。数学や理科といった理系科目についても学校の副教材からそのまま同じ問題を出題する先生も少なくはありません。
逆に入試は高校で習った全範囲が試験範囲になります。難易度の高い大学になると、明らかに高校では習わないと思われるレベルの内容が問われる大学もあります。 では、それぞれどのような対策を行っていけばいいのでしょうか。


定期テストは学校の先生の出題傾向に合わせた対策をするのが理想です。数学や理科で副教材からそのまま出題するような先生であれば、副教材を徹底的に解いて問題と答えを覚えてしまえば点数を取れるはずです。授業で使用したプリントから出題する先生であれば、副教材よりもプリントをメインで対策したほうが効果は高いでしょう。英語や古文のテストで教科書の文章をそのまま出題し、和訳や空所補充を求めてくるような先生であれば、本文と和訳を覚えてしまえば点数が取れるはずです。ですので、学校の先生によって何をすべきかというのは違えど、定期テスト対策というのはほとんど暗記だということになります。
これに対して入試対策は範囲が決まっていないので幅広く対策をする必要があります。英単語を単語帳を使って1から覚えたり、数学で今まで習った範囲の問題集をもう一度全て解きなおしたり、社会の参考書を1冊まるごと読んで暗記したりというのがそれにあたります。定期テスト対策が暗記に近いのに対して、入試対策は総合力をつけていくことが大切だということになります。


 定期テストと入試の違いについて書いてきましたが、では、一般入試に絞った人は学校の定期テストに対して、いつまで、どのくらい対策をするべきなのでしょうか?
基本的には定期テストは暗記、入試は総合力と書きましたが、まるで関係がないわけではありません。暗記しなければいけないものをしっかり暗記することによって基礎力が身についていくということは言うまでもありません。ですので、一般入試に絞った場合であっても、学校の進度上全ての範囲が終わるまでは定期テスト対策はしっかりするべきでしょう。ただ、入試で使わない科目のテストもあります。ここに関しては意見は様々でしょうが、私としてはせっかく学校で習ってきたことなので、少しは対策をしてからテストを受けたほうがいいと思います。高校で習う範囲というのは常識的なものもあるので、入試で使わないからといってまったく勉強しなくていいわけではないでしょう。問題は勉強にかける時間の比率です。高3になってからは、定期テスト前日に10時間あるとすると、入試対策:使う科目の対策:使わない科目の対策=5:4:1ぐらいのバランスで対策を進めていくのがよいかと思います。

ここまでいろいろ書かせていただきましたが、大切なのは今自分が何のために勉強しているかを考えて、把握していることだと思います。どの時期にどんな対策をするのが有効かを考えて1年間の計画を立てられるような人であれば大学入試はきっと成功するでしょう!効率よく計画的に行動できる高校生になりましょう!




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高校1年生から志望大学を決めて、どんどん自分で勉強を進めていける子はなかなかいません。高校受験をした子は、新しい友達を作ったり新しい部活で忙しくなります。また、中高一貫校に通っている子はちょうど中だるみをする時期だったり部活に集中していたりと、勉強には本腰を入れられていないという人が多いはずです。ただし、大学受験は早い段階でスタートを切れた人の方が成功しやすいので、高1の間から少しずつでもよいので意識を大学受験に向けていくことが大切です。
では、高1の間にやっておきたいことはいったい何があるでしょうか?


理系に進もうと文系に進もうと必要となる科目が英語です。その英語の基礎力となるのが英単語であり、高1からやっておくべきことの筆頭が英単語の暗記です。中学生の時に英語が得意だったのに、高校生になると英語ができなくなってくる人がいますが、原因のほとんどは英単語です。1語1語の単語の綴りが長くなり、意味も取りづらくなってくるので、これをサボってしまうと途端に英語が読めなくなります。忙しくて全ての科目をがんばるのが難しいというのであれば、まずは英単語だけでも学校のチェックテストで常に満点を取れるように心がけましょう!


決めるとは言いましたが、志望大学というのはすぐに決まるものではありません。まずは将来何をしたいかを考え、そのためにはどの学部・学科に進学するのが一番良いかを調べ、その学部・学科がどの大学にあるかを調べ、その中からいくつか実際に足を運んでみて、自分が行きたい大学を決めていくというのが一番よい大学の選び方だと思います。ただ、忙しくて将来のことを考えている余裕がない、まだ将来やりたいことは明確には決まっていないという人も少なからずいるでしょう。そのような人はオープンキャンパス等で大学に行ってみましょう!実際に行って雰囲気を知ることによって、大学に興味を持ったり、調べるだけではわからない情報(立地や学生の雰囲気等)を知ることができます。高1の間に実際に大学に足を運ぶかどうかで受験対策をスタートする時期が決まると言っても過言ではありません。


 とは少し矛盾する点もあるかもしれませんが、高1で志望校が決まっている人はまだ少ないと思います。数学を捨ててしまうと理系の学部に進みたい人はもちろん、文系に進んだとしても国公立大学を志望するのは難しくなってしまいます。数学と英語は積み重ねの科目なので、高1のうちからできなくなってしまうと高2から取り戻すのはなかなか難しいものがあります。高校に入って難易度が一気に高くなる科目ではありますが、学校の副教材をしっかり解いていれば理解できるはず!定期テストを受けるタイミングで、必ずテスト範囲の副教材が全て解き終わっている状態を作りましょう。


以上、3点挙げてきましたが、まとめると高1からやっておきたいことは、英単語の暗記と数学の副教材にしっかり取り組みながら、志望校を決めていくことです。高1の間に志望校が決まり、基礎力のある状態で高2の夏頃から受験対策に取り掛かれた受験生は高い確率で「合格」の2文字を手にすることができるでしょう。高1生は忙しいとは思いますが、まずは上記の3つだけでも実践してみましょう!それだけで2年後の自分が変わってくると思いますよ。



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 先月は、大学生になってからのお話をさせていただきましたが、今月は大学生になるための「入試」についてお話をさせていただきます。「入試」というと真冬の寒い時期に学科試験を行う「一般入試」を思い浮かべますが、今回は、私立大では入学者比率の約半数を占め近年比重を増してきている、「推薦入試・AO入試」について触れたいと思います。


 まず制度的に大きく分けて、「指定校制」と「公募制」の2種類があります。指定校制推薦の場合は、大学側から指定された高校の生徒だけに出願資格があります。どんな大学のどんな学部への推薦枠があるかは、各高校によって異なります。高校によってはHPで過去の事例を掲載しているところもありますのでご確認ください(ただし、毎年必ずその大学・学部の推薦枠があるとは限りません)。指定校推薦は高校の中で推薦枠内(通常、1つの学部学科について1名のことが多い)に入れるかどうかが重要で、自分の内申点と、校内の生徒どうしでの駆け引きがポイントになります。推薦資格をもらえれば、あとはほぼ合格できるケースが多いです。公募制推薦の場合は、大学が求める出願条件を満たし、高校の校長先生からの推薦が得られれば、高校を問わずエントリーすることができます。公募制は広く募集している反面、推薦とは言いながら、不合格になるケースもあります。
公立大学の推薦入試
 募集人員が少ない(国立で入学者比率の12%程度、公立で入学者比率の24%)、成績基準が高いといった特徴があります。センター試験を課す場合と課さない場合の2つのタイプに大別され、大学での試験においては、面接や小論文を課されることが多いです。医学部では、将来地元で医師として活躍することなどを出願条件にした「地域枠」を設けるなどの特徴的なものもあります。

 国公立と比較すると募集人員が多く、入学者比率の約40%を占めます。成績基準も国公立大学ほど厳しくない大学が多いです。「自己推薦」「スポーツ推薦」「有資格者推薦(資格・技能を持つ受験生を優遇)」「課外活動推薦(生徒会活動や社会・地域奉仕活動、芸術・文化活動で活躍した人を対象)」など、多様な選抜を実施しています。





 「AO」とはアドミッション・オフィスの略で、もともとはアドミッション・オフィスという専門の部署が選抜していたことからAO入試とよばれています。日本では1990年に慶應義塾大学が導入したのが始まりです。エントリーシートなどの提出書類をもとに面接を繰り返し実施するのが特徴です。

 出願条件は、成績基準がなかったり、高卒生でも出願できるなど、推薦入試より緩やかな場合が多くなっていますが、募集人員は入学者比率で2~3%と少ないです。選考方法は、1次:書類審査、2次:面接(プレゼンテーションも含む)・小論文が一般的です。 
 一般的には9月以降にエントリーが本格化し、推薦入試の始まる11月初旬までに結果が判明することが多いですが、年間を通じて複数回実施する大学も少なくないです。募集人員は国公立大学に比べて多く、入学者比率で10%程度です。選抜方法はバラエティーに富んでいますが、難関大は国公立大に近い形式になっています。
 多くの大学で取り入れられているのが対話型のAO入試で、エントリー後、事前面談、予備面談なども含めて複数回面談を行い、出願許可されると合格内定を得ることができる様になっています。


 推薦入試もAO入試も、学科試験の科目の軽減や免除があり、また、一般入試よりも早い段階で合格できるなど、受験の負担が軽減されるメリットがあります。しかし、大学入学後の学力的な問題が取りざたされることも少なくありません。あくまでも「一般入試」での受験を前提にして、しっかりと学力をつけ、志望校を安易に落とすことなく利用できる場合に限ってこれらの制度を利用することをお勧めします。






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大学入学から卒業まで、授業料だけでも結構かかるものです。
ちなみに、1年間の授業料は以下のようになっております。

国立大学:535,800円
私立大学文科系(平均):746,123円
私立大学理科系(平均):1,048,763円
私立大学医歯系(平均):2,737,037円

貸与型の奨学金は卒業後に返済しなければならず、最近の社会経済情勢の影響から、返済に困る若者が多いことも社会問題化しつつあります。
しかし、成績優秀であれば、給付型の奨学金や特待生の制度を利用し、通常よりもお得に大学に通うこともできます。身近なところでは神奈川大学の「給費生試験」が有名ですね。今回はそんな制度をいくつかご紹介したいと思います。










ここまで大きな額ではなくても、給付型の奨学金は、ほとんどの大学に制度があります。狭き門ではありますが、チャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。






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この原稿を書いているのは、2月の中旬です。そう、私立大学の一般入試の合否が続々と出始めている時期です。自校舎のことでたいへん恐縮ではありますが、合格して然るべき生徒はしっかりと合格証書を持ってきていますし、その逆もまた然り、という印象です。
前回も合格する生徒の特徴と称して幾つかご紹介しましたが、まだまだ今回も続きます。


受験生とは面談を定期的に行い、学習スケジュールを逐次確認していきます。大概の生徒さんは自分の(現時点での)実力以上の大学を目指すので、それなりに負荷を掛けていかなくてはなりません。時には厳しいほどの壁を敢えて作り、乗り越えさせる…なんてことも校舎担当は皆行っております。そのようなときに「頑張ります!」と自分の言葉で言えるかどうか、ここがポイントです。大学に進学するのは自分の意思です。親御さんの意思がやたらと強いご家庭もありますが、進学するのも勉強するのも親御さんではなくて生徒さん本人です。親御さんの意向が強すぎて自分の意思を伝えられない、持てない生徒さんが最近増えているように感じますが、これでは確実に不合格になります。あくまでも生徒さんの意思をはっきりさせて受験勉強はスタートさせた方が良いでしょう。


受験勉強は、皆さんが思っている以上に地道な取り組みが必要とされます。そして、その地道な取り組みを続けた人だけが合格できるのです。ひとつの問題集を繰り返しやるとか、授業の予習復習を怠らずにやるとか、当たり前のことですが、地道にやらなくてはいけないものです。受験において、飛び道具は存在しません。どんな状況であろうとコツコツと出来ることが大切です。


満足して良いのは「合格した瞬間」のみです。それ以外は常に反省することと隣りあわせなのが受験勉強と言うものです。受験生になると模擬試験の受験機会が増えますが、それらで「落とした問題に対して真摯に向き合うことが出来るのか」これが非常に鍵となります。「本番形式に慣れていなくて……」とか「雰囲気に呑まれた……」とか言い訳しようと思えばいくらでも出来ますが、そこで言い訳するわけではなく、落とした問題をなぜ落としたのか、という分析を1つひとつ出来るかどうかが問われます。


そして、⑦の内容ともリンクしますが、模擬試験の結果で一喜一憂しないことです。毎年模擬試験で結果が出ずに落ち込む生徒さんを見かけますが(もちろん気持ちは痛いほどわかります)、模擬試験の結果=入試の結果ではありません。むしろ本番までは何かしらの課題を与えてくれる模擬試験の方が自分のためになるといっても過言ではありません。
最近は、親御さんが結果が出ないことで騒ぎ立てる場面が増えてきたな……と思います。厳しいことを言いますが、親御さんが騒いだところで点数は上がりませんし、もっと言えば生徒さんが益々プレッシャーが掛かってしまうので何もいいことはありません。心配になってしまうのは仕方ありませんが、受験をするのは生徒さん本人なので、そこはぐっと堪えてサポートに回ってほしいです。むしろそのようなご家庭の方が圧倒的に合格率は高くなります。


ここまで僭越ながら色々な観点から「合格する生徒の条件」として書かせて頂きましたが、結論はこの要素に集約できると思います。進学したい大学は自分で調べ、そこに向けて何をすべきかも自分で考え、努力するのも自分自身です。

これらの何かひとつが欠けると一気に合格から遠のきます。そして、それらを行うのは親御さんではないのにも関わらず、親御さんの意向が非常に強く、そのために生徒さんから主体性を失っているという光景がここ数年で本当に増えました。小中生のお子様を持つ方は、数年後に控えた大学受験で成功させるためにも、どこかでお子様を、良い意味で突き放してみることが必要かもしれません。手厚く育てることが成功に結びつくかと言われると、そうでもないのが大学受験だとも言えます。
参考になれば幸いです。


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入学試験当日、高得点を記録した人が合格するのが受験です。当たり前のことです。 全てはそのために、色々なものを犠牲にしつつも時間と労力を割き、勉強に打ち込みます。 合格する人は、勉強を一生懸命した人、これも当たり前のことです。勉強しなかった人は合格しません。これまた至極当たり前。 さて、ここまで読むと「結局、勉強した者勝ちじゃない」と思う方も多いでしょう。しかし、その考え方は非常に危険です。勉強したという事実に、様々な条件が合格する人には備わっているのです。これは何年も受験生を見てきたからこそわかることですが、今回は良い機会ですので、その条件を二回に分けてお伝えしていきたいと思います。


Qゼミでは受験生になると、定期的に面談を実施しています。ほとんどの受験生が受講する「代ゼミサテライン」の進度の確認から、自習課題の進捗状況、志望校と現在の実力なども踏まえて学習プランを練り、アドバイスします。 面談を実施する際には事前にアポイントを取り、日時を決めるのですが、決めた時間に無断で来校しない生徒が毎年増えてきている気がします。そして、そのような生徒は往々にして受験で苦しむ印象を受けます。細かいことかも知れませんが、人との約束を守るということが当たり前のこと。もしどうしても都合が悪くなったら連絡をする、という行動を求めたいものです。


上の話題と被りますが、これも出来ているか出来ていないかで受験の出来に関わってきます。代ゼミサテラインは自分の都合に合わせてスケジュールを決めることが出来るという、忙しい高校生にはうってつけのシステムです。そこに甘んじて、自分が立てたスケジュールを守れない生徒、ころころと楽な方に傾いてしまう生徒はやはり合格できません。たかがスケジュールかと思うかもしれませんが、自分が決めたのであれば、責任を持って遂行すべきこと、その積み重ねは勉強にも通じます。


何をするのにも親御さんの力を頼る生徒が非常に増えています。もちろん親御さんの力を借りるべき局面がそれなりにあることも事実です。ですが、上記のような約束や予定の変更、何か相談事があるときなど、全てにおいて親御さんにお願いするのは、果たしてどうなのでしょうか。常に親御さんを頼るクセをつけてしまうと、一人で何も出来なくなってしまいます。さすがに勉強のスケジュールを親御さんが管理するのは…中高の受験ならまだしも、大学受験です。本人の自主性を低年齢のうちから伸ばしておくことは必須です。


自分で決めたことを自分で行うことが必須だと書きましたが、長い受験勉強の中で誰かに助けを求める瞬間というのはきっとやってきます。特に、私たちはそのような時にしっかりとサポートするために常に研鑽を積んでいるといっても過言ではありません。そのような時に人に頼ることが出来るか、そして人の話を素直に聞くことが出来るか、これもまた合格する上で重要な要素になってきます。自分で考えても埒が明かない時は人に話を聞き、自分で進むべき道を作ること、これこそが一番望ましいパターンですね。


ここまで幾つかご紹介いたしましたが、まだまだあります。続きは来月号にて!お楽しみに。