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五代目いっかん先生のワンポイント講座


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 干潟に集まる野鳥を双眼鏡を使って観察したことがあります。かわいらしい行動の野鳥の姿が印象的でした。今回は、「鳥の巣箱」に関する問題です。どんな鳥が入ってくれるか、想像しながら取り組んでみましょう。

 

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解答

  1. (1)ウ
  2. (2)4193㎝

解説

  1. (1)丸い穴を正面に見た時、「イの板」と「ウの板」は左右対称になります。「イの板」で、表の面が外側に向く時、「ウの板」は逆になります。したがって、「ウの板」は、表の面が内側になります。
  2. (2)[図2]の巣箱全体を「イの板」を底面、「オの板」の「よこ」を高さ、とした四角柱であると考えます。  そして、[図3]をもとに「うちのり」を求め、「容積=底面積×高さ」の式で求めていきます。

[うちのりの求め方]

 板の厚みは10なので、「オの板」のうちのり、200-10=190、「イの板」のうちのり、250-10=240です。注意が必要なのは「カの板」です。
 [図の1]では、130と150の2種類の数字があります。このとき巣箱全体の幅が150になっていますので、130を使います。また、[図3]から板の厚みが関係ないことから、130をそのまま使うことになります。これらのことから底面の形は、上底190、下底240、高さ130の台形です。
 また、巣箱の幅が底面に対する高さになりますから、巣箱(立体)の高さは150になります。
以上のことから、mmをcmに直してから計算します。
(19+24)×13÷2×15=4192.5cm、小数第一位を四捨五入して、
     台形の面積    高さ 
4193cmです。


ひとこと

 立体の体積や容積を求めるとき、「体積=たて×よこ×高さ」を思い出しますが、受験生としては「体積・容積=底面積×高さ」もぜひ覚えてください。入学試験では後者の考え方を用いる問題が多いと思います。この問題を通して勉強してください。







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 今回は、「ロボット操作」に関する問題です。「機械操作は苦手だから・・・。」というのは今回関係ありません。 紙の上での「操作」ですから、心配無用。反対に機械好きな人は、実際にやってみたいと思うかも知れません。
 さあ、どんな問題を解くのでしょうか。

 

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解答

  1. (1)31秒
  2. (2)③

解説

 解説を始める前に、ロボットの回転方向について確認しておきます。問題文から読み取りにくい点であり、問題を解く上でも重要な点です。回転方向は、「逆回転させた車輪の方に90度回転する」ということです。
 つまり、「右車輪を逆回転なら右に回転」、「左車輪を逆回転なら左に回転」となります。この点に注意をして問題を考えていきます。


  1. (1)[図3]より、このときのロボットの動きは「1m前進、右回転」を2度繰り返しています。ロボットが1m(=100㎝)進む時間は、1秒間に8㎝前進しますから、100÷8=12.5秒。1回転に3秒かかりますから、合計では(12.5+3)×2=31秒、かかることになります。
  2. (2)[図4]の指令を整理します。㋐では「1m前進、右回転」を3回繰り返します。次に「2m前進」があり㋑では「左回転、1m前進」を3回繰り返します。このように、指令内容を先に整理してから、ロボットの進み具合を考えてみれば、選択肢を選ぶことができるのではないでしょうか。

ここで、皆さんに問題を出してみます。

[図4]での指令で、ロボットがスイッチを入れてから元の位置に戻るまでに何秒かかるでしょうか。
*(1)を参考に考えてみてください。解答は<ひとこと>の最後に載せてあります。


ひとこと

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 科学技術が急速に進歩する中で、現在ロボットは身近な存在になってきています。産業用のロボットは、人に代わって、危険な作業や単純作業を行っています。最近では、2足歩行のロボットがお店でお客様を案内したり、ホテルでは部屋まで荷物を運んだりしています。これからは、今以上にロボットを目にする機会が増えてくると思います。もしかすると、歩道を人とロボットが並んで歩いている時代がくるかも。


問題の解答
(12.5+3)×3+200÷8+(12.5+3)×3=100秒


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 春になると公園などでチョウを見かけることが多くなります。このチョウ、「花から花へ」と飛んで花粉を運ぶものだと思っていますが、観察するとちょっと違った行動もあるそうです。仲間を確実にふやすくふうをしているようです。さて、どんな行動なのでしょうか?

 

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解答

  1. (3)みつを吸う
  2. (4)④ 一度に全部の卵を食べられてしまう (など)
    ⑤ 葉の奪い合いをする (など)

解説

  1. (3)空欄直後のことば「~はずなのにわざわざ葉にとまる・・・」がヒントです。この部分は、「チョウは花にとまるはずのに、わざわざ葉にとまる」という意味合いですから、チョウが行う本来の行動が入ります。ですから、空欄には「みつを吸う」という内容がふさわしくなります。

  2. (4)④ 空欄の一行前の文「たくさんの葉に少しずつ卵を産みつける」という部分と、空欄直前にある「天敵」から考えます。天敵となればチョウの生命をおびやかす存在です。「卵」を重ね合わせと、食べられてしまうことが想像できるでしょう。ですから一箇所にたくさんの卵を産むことを避けているのです。
    ⑤ ④と同様に「たくさんの葉に少しずつ卵を産みつける」に注目します。また、問題文中の「共食い」のことばに注意を払ってみると、葉は幼虫のえさになるので、たくさんの幼虫がせまい葉にいることは、えさの取り合いになることが心配されます。一枚の葉に少しずつ卵を産むことで、えさ不足の可能性を低く抑えていることが想像できます。

ひとこと

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 動植物は仲間をふやすため、あるいは敵からもを守るため、いろいろなくふうをし行動しています。特に珍しい動物の行動などは、テレビ映像で紹介されたりもします。しかし、これらの行動は本当に身近な動物でも行っていました。私たちが目にする何気ない動物の行動は、その動物にとってはしっかりとした意味があることに驚きました。私たちを取り巻く自然は、本当に不思議なことばかりですね。



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 水は人類にとって、どの時代でも必要不可欠なものです。人類の長い歴史の中で水源をめぐる争いごとが起こっています。水は命をつなぐ大切な物質なのです。そんな水、日本ではどのように人々に供給されたのでしょうか。今回は「水」をテーマにした問題です。

 

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解答

  1. (例)地形を読み取りながら高低差を利用した長きょりの水路をつくる(という点)29字 
  2.    少ない高低差を利用して長いきょり水を流さなければならなかった(という点)30字 など

解説

 上水づくりの困難な点を考えるとき、与えられた資料を読み解き、想像力をはたらかせて考えます。
[資料2]には地名・上水名・河川名・標高・上水の長さが示されています。名称は役に立ちませんから、標高上水の長さに注目します。また、[資料2]のすぐ後の「はなこさん」のことばです。ことばには、「・・・自然の水の流れ・・・」があります。この部分がヒントになります。

 当たり前のことですが、水は高いところから低いところへと流れます。これを、はなこさんのことばと重ね合わせると、上水をつくり水を流すために高低差(=標高差)を利用すると想像できます。ですからこの工事では地形の読み取りが重要な要素になることも考えられます。しかも、羽村の標高は約122m四谷大木戸の標高は約30mですから、ゆるやかな傾斜地であり、地形の高低差をたくみに利用しないと43kmにおよぶ上水を完成させることが困難だったと想像できます。しかも、現在のような土木技術もなく水路をつくるわけですから、難工事であったとが充分に想像できます。

 以上の考察からから解答文をつくります。解答作成では、この上水が高低差や地形をたくみに利用した水路であることから、「高低差」または「標高差」、「地形をたくみに利用した」、「長いきょり」などの語句を使った方がいいでしょう。難工事を連想させる内容と語句が必要です。

ひとこと

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 関東平野は、「関東ローム」と呼ばれる火山灰地です。水はけがよく、浸透性の高い土地です。当初は羽村ではなく別の場所から取水を試みました。工事途中で水路に試験通水したところ、水が関東ロームに吸い込まれてしまい、この地からの取水を断念した経緯があります。やはり難工事だったのです。
 また、この頃の江戸の人口は、1650年でおよそ50万人、1700年でおよそ69万人と推定されています。50年間で19万人の増加ですから、水の不足が深刻だったことがうかがえます。


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 夏休みには海に行く機会があったでしょうか。海岸に立つと風を感じます。この風、海から陸へ、陸から海へと、1日の中で変化しています。今回は、海岸付近で吹く風の原理についての問題です。 問題を解きながらこの原理を確認してみましょう。

 



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解答

  1. 問題3(1)① ア ② イ ③ イ ④ ア ⑤ ア ⑥ 9 ⑦ 21
  2.    (2)陸上の気温と海上の気温がほぼ同じになった(ため)

解説

  1. (1)①~⑤にあてはまる語句や文は、実験の結果にある「氷の方からお湯の方に線香のけむりが流れた」ことをもとに考えれば解答は思ったより簡単に選択できると思います。また、風がやんだ時刻は図3の風向の記録を参考に答えを導きます。1日目と2日目も風向の欄が「-」になっていますので、この時刻を風がやんだ時刻として選びます。

     ではなぜ気温の低い方から気温の高い方へ流れるのでしょう。
    このことを考える上でひとつ確認しておきたいことがあります。それは地面と海水の性質です。地面は「あたたまりやすく、冷めやすい」という性質があり、海水は「あたたまりにくく、冷めにくい」という性質があります。この性質が大きく関係します。さあどんな原理でしょう。

     日の出とともに地面も海水も同時に太陽であたたまり始めます。ところが地面の方が海水より早く熱を吸収します。吸収された熱は地面の温度を上げ、さらに熱を放射することで地面付近の空気をあたためます。これは気温が上がる原理ですが、あたためられた空気は軽くなり、上昇気流になって上空へ上ります。こうして日の出後陸上で上昇気流が起こり、海上の空気はこの上昇気流に引っ張られるように陸の方に向かって流れていきます。これが、海岸付近で吹く風の原理です。日の入り後は、地面は海水より早く冷めてしまいます。つまり、海水の方が陸の方より熱を多くもっている状態になります。これにより、今度は海上で上昇気流が起こり、陸上の空気がこの上昇気流に引っ張れれるように海に向かって流れていきます。このように日の出、日の入りを境に海岸付近の風向きが変わるのです。

  2. (2)海岸付近での風向きは、海上と陸上の温度差によって起こることがわかりましたから、風がやむのは、逆に「温度差がない」ということになります。これををまとめてみるといいでしょう。
  3.      

ひとこと

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 海岸付近では海から陸へ、陸から海へと風向が変わります。実はこの風には名前があります。海から陸への風は「海風」(うみかぜ)、陸から海への風は「陸風」(りくかぜ)と呼びます。この呼び方は、吹いてくる方向をもとについています。海から吹いてくるから「海風」、陸から吹いてくるから「陸風」といったぐあいです。
 一方、風がやんだ状態は、海風と陸風が入れ替わるときと考えられます。この状態を「なぎ」と言います。漢字で書くと面白いですよ。「凪」です。(部首つくえ 止を入れます。)いかにも風が止まった感じがしますね。

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 一貫校の入試問題は多様な分野から出題されます。ふだん何気なく見ているものをくわしく観察したり、身の回りにありながらまったく気にならなかったものが取り上げられたり、何が入試問題として取り上げられるか分かりません。つねに観察の目を持つことが大切です。今月は金属を題材にした問題です。

 

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解答

  1. (1)230.6
  2. (2)立体A・・・鉄 立体B・・・銅 立体C・・・アルミニウム

解説

  1. (1)図1よりてんびんの右に鉄の立方体2個、左に水の入ったビーカーがあります。今、これがつり合っているので、鉄の立方体2個の重さと水の入ったビーカーの重さは同じです。そこで、鉄の重さを考えます。立方体の体積は一辺が3㎝ですから、体積は、3×3×3=27です。
    また資料より、鉄1の重さは7.9 ですからからその重さは、7.9×27=213.3 になり、鉄の立方体2個の重さは、213.3×2=426.6 になります。
    一方で、426.6 は水の入ったビーカーの重さでもあります。ビーカーの重さは196 ですから水の重さは426.6-196=230.6 ということになります。水1=1 なので、230.6 の水の体積は、230.61ということになります。

  2. (2)この問題は、立体の体積が異なるので少し考えにくいのですが、内容を整理してから取り組めば短時間でも正解を導くことができます。
    まず最初に、実験の内容を整理します。実験結果を上から順に重さの大小関係を式にしてみます。
    A<B、A<C、B>C、となりますので、A,B,Cの大小関係が、A<C<Bとなります。
    次に、立体の体積に違いがありますので、各金属の体積ごとの重さを資料を参考にしたのようにまとめてみます。



    ここで、A、B、Cがどの金属になるかを当てはめていきます。たとえば、立体Aが一番軽いのでアルミニウムだったら・・・としてみます。するとAは1のアルミニウムなので12.9 、Cは、鉄か銅のどちらかになります。仮にCを銅とすると、Cは3なので27.0 、Bは鉄になり2なので15.8 になります。するとA、B、Cの重さの大小関係に当てはまりませんので、Aをアルミニウムと考えることはできません。BとCを入れ替えても当てはまりません。そこで、次にAを鉄と仮定してみます。Aは1の鉄なので7.9、先ほどと同じように、Cをアルミニウムと仮定すると、Cは3なので8.1 、Bは銅になり2なので15.8 となります。このことは、A、B、Cの重さの大小関係に当てはまっています。したがって、Aは鉄、Bは銅、Cはアルミニウムと導けます。
  3.      

ひとこと

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 資料を読み解きながら、計算をしなければならない問題では、必要となる数値は前もってっ計算しておくといいいでしょう。また、計算結果を簡単に分類しておくといいと思います。今回の問題のように表をつくらなくてもいいですから、自分で分かる形式でかまいません。そのたびに計算をしていては、計算によって考えが中断してしまい、計算が終わったときに「さっきどこまで考えていたんだっけ!」となりかねません。試験時間が短いのですが、下準備をした方が結果的に速いかも知れません。「急がばまわれ!!」


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 「今月はビリヤードの問題です。」と言っても内容は図形の基本問題です。三角形の合同、台形の面積、 規則を見つける問題です。三角形の合同条件を覚えていなくても、問題文が読み取れればできるように なっています。問題文をていねいに読んでいくことが大切です。

 

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解答

  1. (1)㋐直角だから ㋑辺DEと辺CEの長さが等しい ㋒角DEAと角CEB
  2. (2)二等辺三角形が偶数個のときはCの穴、奇数個のときはBの穴に入る。
  3. (3)3

解説

  1. (1)㋐四角形ABCDは正方形なので、角Cと角Dは90度で等しくなります。
    ㋑Eが真ん中の点ということは、EがDCを二つに分けることですから辺DE=辺CEです。
    ㋒[図1]の性質から、[図2-2]角Eは同じになります。

  2. (2)きまりは見つかりましたか?見つからないときは、迷わず書きだしてみることです。[図3]や[図4]を参考にして、二等辺三角形を一つずつ増やしてみてください。すると、二等辺三角形が増えるごとにBとCへは交代に入ることが分かります。ただし解答を書くときに「交代に入る」などと簡単に書かず、ていねいに分かりやすく書くようにします。つまり、二等辺三角形の数と入る場所の関係をはっきりと書くことが大切です。
  3.      
  4. (3)3つの三角形をまとめ、台形として見ます。下底はABで2mです。上底は②の三角形の底辺。
    ①②③の三角形は合同なので上底は正方形の一辺の半分で1mです。高さは正方形の一辺、
    2mです。したがって台形の面積は、(1+2)×2÷2=3()となります。
  5.      

ひとこと

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 記述式の解答は具体的に、省略をせずに書くことです。読み手は具体的に書いてあると読んでいてストレスがありません。安心して読めます。つまり、説得力があるのです。また、ある程度書き手の気持ちも考えてくれます。読みやすく感じる文を書くにはそんな心構えで書いてみるといいと思います。






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 出題された問題から今まで知らなかった知識を得ることがあります。「初めて聞いた!!」というようなことがあります。入試問題を解くといろいろな知識が増えて勉強になります。今月取り上げる問題は、そんな問題かもしれません。皆さんはどうでしょうか。アサガオの開花に関する問題です。

 

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解答

問題1 (1) 3
(2) 

問題2 6

問題3 1


解説

問題1 (1)
資料1を見たときに何かに気づきましたか?よく見ると月を追うごとに逆三角形の位置が左へ少しずつずれています。それと同時に日の入り時刻も少しずつ左へ・・・。このことは、日の入り時刻から開花時刻までの幅(=時間の長さ)に何かあるのでは、と連想できます。実は、ここが問題を解くカギです。そこで日の入りから開花までの時間を計算してみます。するとその変化は日を追うごとに短くなっていきますが、その差は最大で1時間ほどなので、大きな差はなくアサガオの開花時刻は日の入り時刻を基準にしているらしいと見当をつけます。
あとは問題の選択肢を見ながら正解を導きます。選択肢をみると、選択肢3以外の「ほぼ同じ、ほぼ一定」の表現が計算上合いません。選択肢3の表現は「幅(=時間の長さ)」に注目した表現であり、見当をつけた内容と一致するので正解として選ぶことができます。

(2)
「日の入りから一定の時間」が大切なのですから、つぼみのついたアサガオを明るいところから暗いところに置いてみることを考えればいいのです。あとは条件に合うように文の表現を考えます。
内容が合っていれば表現に制約はありません。たとえば「暗所に置く時間を変えていきいつ」などもいいでしょう。


問題2  資料2の読み取り問題です。資料中の●の位置に注目します。特徴を見るために両極端な位置にある左下8月8日と右上8月17日の●の位置を見ます。グラフから明け方の気温と開花時刻の関係を読み取ります。8月8日は気温が低く開花時刻が早8月17日は気温が高く開花時刻が遅いと読み取れます。このことから、問題2の選択肢の6が正しいと判断できます。


問題3  資料2のグラフに補助線を入れて考えます。

補助線は次のように入れます。

  • 26℃から開花時刻の軸に平行な線①を入れます。
  • 21℃から開花時刻の軸に平行な線②を入れます。
  • ①の線上で21℃前後に近い8日と14日の中間あたりのところから開花時刻の軸に垂直な線③を引きます。
  • ①の線上で26℃前後に近い18日と17日の中間あたりのところから開花時刻の軸に垂直な線④を引きます。

このことから、21℃では午前4時30分頃、26℃では午前5時30分頃と判断できます。
したがって、選択肢1がもっとも近い時刻を表していますから選択肢1を選びます。


ひとこと

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 アサガオの開花は日没から8~10時間後といわれています。アサガオは明るくなってから咲くイメージがありますが、日の出前に咲いてしまうことがあるのですね。知っていましたか。
 一方咲いた花は、どんな条件によってしぼむのでしょうか?実は暑さが大きく関係しています。花びらがしぼむのは、暑さによって花びらから水分が蒸発して乾燥するからです。
 アサガオには花びらの厚い種類もあります。こちらの方は、花びらが厚いので水分が蒸発するまでに時間がかかるため、花びらが薄いものより長く咲いています。


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 受験生の皆さん、一貫校の出題形式に慣れてきましたか?これまでは、資料の読み取りや算数系の問題を解いてきましたが、今回は立体問題の解き方を研究してみたいと思います。想像力を働かせて立体の見方を身に付けてください。難しいと思い込まず挑戦してください。

 

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解答

(1) 個数:45個 面積:186.75㎝2


解説

 立方体の個数を考えるとき、図1の2方向(A側,B側)から見える個数を図5のC側(上)から見た図を利用し、5×5のマスに立方体が何段重なっているか記入していきます。個数を記入するときは、つねに真上からみている視線を保ちながらA側(正面)からとB側(右)から立体を見て判断していきます。


 ここで、3つの方向からの立体の見方を説明します。


  1. 最初に、図5A側から見た図の左端をみると、その奥へは1段で5個並んでいると分かります。これをC側から見た図に、1段という意味で1を記入すると、下の<図1>ようになります。
  2. 次に、図5B側から見た図の右端をみると、その奥へは1段で5個並んでいることが分かります。これをC側から見た図に、1段という意味で①を記入すると、下の<図1>ようになります。
     *左上端は両方向から1と①が重なっています。
    同様にしてA側からの右端、B側からの左端の個数を図から判断すると、5×5のマスの周囲はすべて1段になるので、1と記入します。
  3. また、図5A側から見た図の左から2列目をみます。4段の高さなので、その奥は4段で並んでいるはずですが、同時にB側から見た図の左から2列目をみると2段の高さです。つまり4段の高さは,A側から3列目からになります。したがって、C側から見た図には、2段という意味で2を下の<図1>ように、左端の2の奥に4段という意味で4を記入します。
    このように、真上から立体を見ながら個数を記入することがとても大切です。真上からの図を完成させると、下の<図2>のようになり、立方体の合計個数は45個になります。


 次に面と面がぴたりと貼り合わされている部分の合計面積は、前の問題で立方体の個数が分かりましたので、この個数を利用して解いてみます。さて、どのような工夫をするのでしょう・・・。


 まず、立方体45個をバラにしたときの面の合計数を計算します。次にこの立体の表面に見えている面の合計数を求め、全体の合計数から引くと、かくれている面の合計数が分かります。かくれている面は、必ず別々の立方体が向かい合って貼り合わさっています。ですから、かくれている面が2面一組で一つの貼り合わさっている部分をつくっています。このことから、かくれている面の合計数を2で割れば、貼り合わさっている部分の数が求められるのです。どうでしょうか? 直接求めるのではなく、間接的に求めていくのです。

 しかし、ここで問題になるのは表面に見えている面の数を求める計算です。立体の表面積を求めるのと同じです。立体を想像しながら、1,2,3・・・と面の数を求めていったら大変です。さあ、どうしたらいいでしょうか?


 実はこんな方法があります。図5を使って解きます。立体の正面から見える面の数は、真後ろから見たときの数と同じになります。これは、立体を左右から、上下からみたときも同じです。この方法を使えば、簡単に表面に見えている面の合計数が求められます。

 では、実際に式をつくりながら、答えの導き方を確認していきましょう。

 
  1. 立方体が45個ありますから面の数は、6面×45個=270面
  2. これから表面に見えている面の数を引きます。上に紹介した、前後・上下・左右からの見方で求めます。
    表面に見えている面の数は図5を用いて、A側から見た図では14面が見えますから、立体の前後から28面、B側から見た図では13面見えますから、左右から26面、C側から見た図では25面見えますから、上下から50面見えることになり、28+26+50=104で、104面が表面に見えている面の数です。
  3. したがってかくれている面の数は、270-104=166面。166面がかくれている面の合計数になります。
  4. 貼り合わさっている面の数は、2面一組で貼り合わさっている部分を作りますから、166÷2=83部分となります。これにより、貼り合わさっている部分の合計面積は、立方体の一辺が1.5㎝なので、1.5×1.5×83=186.75㎝となります。

ひとこと

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 立方体の数を求める時の注意点は、つねに真上からの視線を保ちながら、前からと右からの整合性を確認することです。同じ問題を何度も繰り返し、立体の見方を練習してください。また、面の数を数えるときのは、前後、上下、左右の3方向から見ることを覚えてください。正面から何面、右から何面、真上から何面と求めれば、合計して2倍すればでき上がります。立体の表面積を求めるときに使ってください。ただし、立方体が固まりになっているときだけですので注意してください。




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今回は、算数系の問題を取り上げてみます。速さに関する問題ですが、中身は周期算だったり、速さと比の問題だったりと、ふつうに「速さ・距離・時間」の計算だけではないというところが適性検査らしいところです。まずは問題を読み、正解を考えてみましょう。

 

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解答

(1)11回

(2)第1回目の結果から、同じ時間に進んだかなこさんとたろうさんの道のりの比は10:9になります。2回目も同じ道のりの比になりますから、かなこさんの走った55mは、10の割合になります。このとき、たろうくんの走った道のりは9の割合ですから49.5mです。
つまり、かなこさんがゴールしたとき、たろうさんは50m走っていないことになります。
ですから、かなこさんのほうが先にゴールしてしまうことが分かります

解説

(1)中央ラインに立ち、右、中央、左、中央と足を運び元の位置に戻ります。ですからこれを1周期として考えていきます。今この1周期の得点は4点ですから、得点が45点になるのは何周期分かを「45÷4=11・・・1」と計算します。計算結果より、11周期と次の右のラインへ1歩進んだことが分かります。問題では、「左側のラインを何回越すか踏んだか」をきいています。1周期の中には必ず1回左が入っています。従って11周期ですから、11回左のラインを越すか踏んだかが分かるのです。

(2)この問題の場合「2人が同時にスタートして同時にゴールする」ことが前提です。ですから速さの遅いたろうさんが50mを走り切った時を基準にすることが必要になります。そして、「この時、かなこさんは・・・」と、考えていきます。1回目の5m差はかなこさんを基準にした数字で、たろうさんのことが考えに入っていません。ですから、そのままスタート位置変更に使うことはできないのです。計算上でも、かなこさんがゴールしたとき、たろうさんはゴールしていない結果になるのです。


もし2人が同時にゴールするとしたら・・・?
この問題で「2人が同時にゴールするためには、かなこさんは何m後ろからスタートすればいいか」を考えてみましょう。
・・・10分以内に答えが出たらすごいです・・・

前に説明したようにたろうさんが50m進んだときを基準にし、同じ時間に進んだ道のりの比10:9を使い比例式で計算します。


ひとこと

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所要時間を求める問題のように思考力と計算能力を試される問題のほかに、算数の考え方を使って解くことがあります。この問題からは、同じ時間に進む道のり比は速さの比と同じになることや比例式を使って問題を解くことがあると知ってください。こんな考え方や解き方があったのかと知ることが大切なのです。練習問題や過去問を解いたときに、どんな考え方をしたか今まで知らなかった考え方や解き方が出たら、自分のものにできるよう繰り返し解き直しをしてください。





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今回は、資料中の数字だけではなく、資料文からの読み取りが重要な問題と身近な生活問題を扱います。 数値が入った資料が出ると数値の方にどうしても目が行ってしまいます。しかし数値だけではなく資料文の表現にも問題を解くカギ(=キーワード)がかくれていることがあります。また、身近な生活問題も考えてみましょう。細心の注意を払って問題文を読むことを心がけてください。 さあ、挑戦してみましょう。

 

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解説

(4)[資料3]のから「災害への可能性」と「災害への備え」に関する意識がともに高いことが分かります。資料では①②を合わせ63%の人が「災害発生の可能性」が大きいと考えています。つまり誰もが大きな災害が目の前に迫っていることを意識していることが分かります。一方、資料では、「備え」に取り組んでいる人の割合は、①②を合わせ37%ほどにとどまっています。また、資料をもう一度読んでください。③備えは重要だと思うが、ほとんど取り組んでいない。④自分のまわりでの危険性はないと考えているため、特に取り組んでいない。(計62%)災害発生が強く意識されているにもかかわらず、その備えがおろそかになっているのです。

 実は空らんに入ることばを考えるカギが③と④にあります。資料で、災害に対する意識が高いように見えますが、下線部の意味を読み取るとまだ自分のこととして考えていない人が多いと考えられるのです。目の前にせまる危険に対して平気でいられる状態なのです。


         

(5)避難所では給水を受けるため水を充分使えません。食事の時ラップを使って節水する方法とは・・・、何か思いつきましたか? 調理することができない状況なので、食前に水を使うことはほとんどありません。だとすれば食後です。そうです、水は食器洗いに使います。その際、食器を汚さない工夫をすれば水を節約できることになります。ラップをどう使えばよいのでしょうか・・・。



解答

(4)危機(感が足りない)、切迫(感が足りない)など

(5)①例)ラップ食器の上に敷いていてから料理を盛る。
   ②例)食後に食器を洗わずにすむから。


ひとこと

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 ふだんの食器洗いで、あわ切れするまで水を流すと2~3枚のお皿で1分間くらいかかります。この間およそ6Lの水を使うことになるそうです。食事のたびにラップを交換するのも無駄使いのような気がしますが、それによって節約できる水の量を考えると、やはり賢い方法だといってよいでしょう。東日本大震災の時、救援物資としてラップが大量に送り込まれたことからも、ラップの重要さがうかがい知ることができます。適性検査に出てくる資料の読み取りに関してですが、出てくる数字はもちろん大切ですが、資料に書かれている説明部分も同じくらい大切であると思ってください。そこを読むことで正解を導くことができるのです。問題文をていねいに読むことが「習慣」になるように、日々問題を解く際に意識するとよいでしょう。