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 解答

大問2 問題3


 解説

前回に引き続き、選挙に関する資料読み取り問題でした。
答えは「4」になりますが、他の選択肢もしっかり確認していきましょう。


・選択肢「1」

⇒第二次世界大戦は1945年に日本がポツダム宣言を受諾し終戦を迎えました。となると、1945年以降の最初の選挙は、翌年の1946年になります。1946年は、投票率が72.1%で7割を超えていますね。


・選択肢「2」

⇒まずは2009年の投票者数を調べてみましょう。年ごとに有権者数が異なるので、投票率でかけ算をして求める必要があります。
2009年の有権者数は「103940」で投票率は69.3%です。69%で計算するでもOKですが、70%にして計算をしてもそこまで数字は変わらないでしょう。70%で計算をすると、「72764」という投票者数になります。有権者数がもともと少ない年(1983年あたりまでは特に)「72464」を越えることがないと予想します。また、1990年は有権者数も多く、投票率も高いので、もしかしたら超えるかもしれない!とも予想できますが、2009年を超える投票者数はありません。


・選択肢「3」

⇒1990年と1996年の投票者数を求めてみましょう。
1990年は、90323×0.73=65935
1996年は、97681×0.6=58608
1990年の方が多いですね。


・選択肢「5」

⇒1990年が平成2年になります。1986年が昭和ということになりますね。
1990年は選択肢3で、65935と出ています。
1986年は86427×0.71=61363
1990年の方が多いですね。


 ひとこと

三代目いっかん先生、最後の問題になりました。今回はとにかく時間がかかる資料読み取り問題でした。高校入試の社会でも出題が高い問題です。どの資料を見て、どんな計算をしたらいいかを頭の中で整理しながら問題を解いていく必要があります。その場合、まずは選択肢をかたっぱしから確認していくのもいいですが、選択肢をパッと見て「早く解けそうな選択肢」から確認していく方法をおすすめします。例えば、今回の問題では選択肢1は計算が必要なく、選択3も2回の計算で済みます。効率よく解いていきましょう!



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 解答

大問2
(1)
(あ) 3
(い) 4
(う) 4


 解説

日本の選挙についての問題でした。今回は【資料1】~【資料4】の大量の情報から必要な情報を選んで参考にする力が必要ですね。


(あ)

2012年の有権者の数は、【資料3】を参考にします。有権者である20歳以上の人数をひたすら足していくのは時間がかかるため、総人口から有権者ではない19歳までの人口を引き算して求めましょう。0~9、10~19歳の人口合計は約22000になります。合計も概数にして、127000にします。127000から22000を引き算すると、だいたい107000になります。ただし、【資料3】の数字の単位は1000人と書かれています。107000を1000倍しましょう。答えは、1億700万人ですね。近い答えは、3になります。


(い)

(あ)の答えを使って計算しましょう。有権者数は1億500万人、総人口は概数で1億2700万人です。有権者÷総人口で有権者の割合を求めることができますね。
ゼロをできるだけ削って、105÷127=0.8・・・になります。この時点で80%以上は確定です。答えは4になります。


(う)

【資料2】の1945年で有権者の割合は、48.7%なので、逆を考えると有権者ではない人の割合は約50%になります。1945年の総人口は71998だと【資料1】から分かります。総人口の約半分が有権者ではない人の数になるので、約36000(単位は1000人)だと分かります。 2012年の有権者の割合は、82.3%のため、有権者ではない割合は約18%になります。
このことから、総人口に対する有権者ではない人(19歳まで)の割合は1945年の50%から2012年の18%に下がり、19歳までの人口も減少していることが分かります。


 ひとこと

市立南の資料読み取り問題でした。
大量の資料から必要な情報を読み取る力は、新聞で養いましょう。新聞の文章の速読ももちろん大事ですが、新聞の一面にはどのような内容が書かれているかを5分で考えてみてください。例えば、右上には介護の記事、その横は人口の記事、左下には国会の記事・・・・のように短時間ですべてを読み取るのではなく、何について書かれているかを把握することが力に変わります。新聞でなくても、文字の多い雑誌やチラシでも良いかもしれません。ぜひ試してみてください。



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問題3(1) 5


 解説

問題3(1)
ルートの問題でした。
長い説明文を読み進めていくと、選択肢の6つが1つずつ消去されていきます。

①説明文の2行目にある「郵便局から市役所までの道には工場、銀行、老人ホームがありました。」との記述に合わないのは、選択肢の2番です。2番の地図を見ると、他の選択肢には同じ場所にある工場が病院の地図記号で記されています。

②説明文の5行目にある「右手に裁判所があり」との記述に合わないのは、選択肢の6番ですね。左手に見えるように記されています。

③説明文の6行目にある「先ほどの老人ホームがある交差点を曲がりました。」との記述に合わないのは、選択肢の3番です。銀行の地図記号が記されています。
また、この場合、2行目の「郵便局から市役所までの道には工場、銀行、老人ホームがありました。」で、工場、銀行、老人ホームの順番で記されていなかったため、選択肢3番が怪しいと予想できますね。

④説明文の9行目にある「その寺を曲がって、つきあたりを曲がると神社が見えました。」との記述に合わないのは、選択肢4番です。残りのルートには、寺の地図記号しかありません。

⑤残りの選択肢は1番か5番になりました。最終行がヒントになります。「黒駅からさくら城までに合計6つの寺の前を通りました。」との記述に合わないのは、選択肢の1番です。 黒駅を出てすぐに、寺の前を通っているため、合計で7つの寺を通り過ぎます。

①~⑤の結果、答えは選択肢5番になります。


 ひとこと

今回も市立南の問題でした。
選択肢を1つずつ消去していく、とてもシンプルな問題でした。ですが、地図のルート問題に不慣れな方には説明文の途中で混乱することがあったのではないでしょうか。また、寺と神社の地図記号を反対に覚えてしまっている方も見かけます。きちんとした知識と問題の量が必要ですね。ちなみに、税務署の地図記号は、そろばんのタマと軸の形をしています。昔は電卓などは無かったからですね。



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 解答

問題1 1542


 解説

問題1
可能性を想像して試してみましょう。
17523 4726の中で799にするには、まず一の位から考えていきましょう。
799の一の位である9にするには、17523 4726のそれぞれの右側の数字を足して9にしなくてはなりません。その可能性から考えると、17523の「3」と4726の「6」を足したら、9になりますね。
同じように、799の十の位も9になっているので、一の位を見つける時に使った17523の「3」と4726の「6」以外の数字を使って、9になる可能性を見つけましょう。
1752 472の中で9になる可能性は2つあります。

可能性① 1752の「7」と472の「2」を足して9にする。
可能性② 1752の「2」と472の「7」を足して9にする。

どちらが正しいかは、799の百の位である7で考えてみましょう。もし、可能性①を使ってしまえば、残った数字で7を作るのは難しいですね。つまり、可能性②が正しいということになります。
あとは、799の百の位である7は、175の「7」を使って完成です。
答えは、17523の「7」「2」「3」、4726の「7」「6」を足せば、799になります。
となると、ハートとダイヤのトランプは、799を作るときに使わなかった「1」「5」「4」「2」になりますので、最終的な答えは、1542になります。可能性①だと1524、 可能性②だと1542、もっとも大きい数字なので1542。


 ひとこと

今回は市立南の問題でした。
可能性を考えて試していくような問題はとにかく時間がかかります。まずは、問題の内容を一秒でも早く理解できるようにしたいですね。そのためには、情報処理能力が身についているかどうかにかかっています。文字や図、グラフ等が混在するような問題を多く取り扱ってください。問題でなくても、文字や図を取り入れている新聞などの読み取りも効果がありそうです。その際には、新聞を読んで終わりではなく、おとなの人に新聞に書かれたことを簡単に説明してみてください。頭の中にある情報を分かりやすいように処理する力が少しでも身につくはずです。



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 解答

問題1 こんにちは

問題2 18回

問題3 かまくらえき


 解説

問題1
「2503524261」を入力方法Ⅱで当てはめてみましょう。 25⇒こ、03⇒ん、52⇒に、とここまで当てはめれば、答えが見えてきます。


問題2
入力方法ⅠとⅡでは、どちらが早く回数を調べることができるかを考えてみましょう。 Ⅱは、ひらがな一文字で2回押すことが決まっているので、文字数×2回で計算しましょう。文字数は、10文字です。10文字×2=20回になります。 次に、Ⅰを使って回数を調べましょう。

  1. ①それぞれのひらがなの先頭(あ、か、さ等)は、回数は1回です。 つまり、「きれいなはなをみ
     たい」の「な、は、な、た」はそれぞれ1回ずつで合計4回です。
  2. ②それぞれのひらがなの2番目(い、き、し等)は回数は2回です。 つまり、「きれいなはなをみ
     たい」の「き、い、を、み、い」はそれぞれ2回ずつで合計10回です。
  3. ③残りは、「れ」だけです。「れ」は、ら行の4番目ですので、回数は4回です。
①~③を合計すると、18回です。つまり、入力方法Ⅰは18回になります。 よって、入力方法Ⅰの18回が正解になります。

問題3
入力方法Ⅱで「BきDああき」と表示された場合、どの数字を押したか考えてみましょう。
B⇒27、き⇒22、D⇒29、あ⇒11になりますので、
実際に押した番号は、272229111122です。
では、この番号を入力方法Ⅰで押してみましょう。
2⇒か、7⇒ま、222⇒く、9⇒ら、1111⇒え、22⇒きになります。
答えは、「かまくらえき」です。


 ひとこと

今回も市立南の問題でした。
市立南の適正問題Ⅲは、与えられた資料や文章を読み取り、答えを導き出す問題で構成されています。ハイレベルな知識は必要ありません。ですが、問題数は非常に多いです。ひとつひとつの問題のレベルは高くないですが、いかに短時間で答えを導き出せるかが鍵になります。これから、受験勉強をする上で、どんな問題を解く時も必ず時間を決めて解くようにするとよいです。ただ、急に時間は短縮できません。時間を決める時も、無理のない範囲から始め、徐々に時間を短縮していってください。



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問題1 ア・・・3、イ・・・4、ウ・・・2、エ・・・1

問題2 (1)9時22分
    (2)440円


 解説

問題1
位置関係を文章から判断する問題でした。
位置が分かっている黒駅を基準にしましょう。【資料1】の2行目「黒駅は白駅と茶駅の間にある。」から、黒駅の隣が白・茶であることは分かりますが、「白・黒・茶」か「茶・黒・白」の正しい位置までは判断できないですね。しかし、【資料1】の3行目「白駅は青駅と黒駅の間にある。」から、白駅の隣にはどちらも駅があることが判断でき、「白・黒・茶」の順番であることが分かります。


問題2
(1)
手段を考えて、一番早い方法を見つけましょう。
【資料2】から分かることをまず、まとめましょう。

  1. ①みなみ家からは最初は徒歩。
  2. ②青駅に降りることはできない。
  3. ③黒駅からさくら城までのバスはない。

以上を踏まえて、ルートを考えていくと、以下が一番早い方法になります。

8:00 みなみさん家を出発
(徒歩)
8:20 ア(赤駅)に到着
8:28 ア(赤駅)を出発
(電車)
8:43 ウ(白駅)に到着
8:47 ウ(白駅)を出発
(バス)
9:22 さくら城に到着

(2)
バス1回分、または電車1駅分でさくら城まではたどり着きません。バスと電車の料金の組み合わせから時間を求めて考えていきましょう。
料金の安い順番で組み合わせを考えると・・・

  1. ①バス(220円)と電車(150円)の組み合わせ 合計370円
  2. ②バス(220円)を2回乗る 合計440円
  3. ③電車(150円)と電車(300円)の組み合わせ 合計450円

①の一番安い料金は、みなみさん家からバスを使って白駅まで行き、電車で黒駅まで行き、さくら城まで徒歩で行く方法になります。ですが、所要時間が91分になり、11時30分までには着かない。
だから、②を考えてみると、所要時間は81分になるため、11時30分に着きます。
よって、答えはバスを2回乗る440円です。


 ひとこと

今回は市立南の問題でした。
内容は決して難しくないですが、ルートなどを一つずつ考えて、答えを見つける問題のため、大幅に時間がかかってしまったのではないでしょうか。
この問題を解く鍵は、「答えになりそうなところから考えること」です。真面目なお子様ほど、何でも最初から丁寧に考える方をよく見かけます。ですが、このような問題は、可能性を1から考えていくのではなく、答えになりそうだと予想したところから考えると時間も短縮されていくと思います。ただし、答えになりそうだと予想する力は、多くの問題に取り組んだことで身についていきます。受験までの残り時間で、1問でも多くの問題に取り組んでいきましょう。



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 解答

問題1 (1)55日分


 解説

(1)割合の計算問題でした。
宮ヶ瀬ダムが100%貯水できる量は、〔表〕から18300万㎥であることが分かります。
ただ、9月8日は91%しか貯水できていないことから、この日に貯水されている水の量を求めます。
18300万㎥の91%になるので・・・
18300×0.91=16653
16653万㎥が貯水されています。
神奈川県は1日301万㎥の水を使うので・・・
16653÷301=55.3255・・・・
小数点第1位を四捨五入して、55日分が答えになります。


 ひとこと

今回は県立問題の割合問題でした。
計算の方法や難易度は高くないですが、問題文からこの計算式を導き出すことに時間がかかります。問題の第1問ですから、問題文の理解が甘いと解き方を導き出せず、序盤から焦りを感じてしまった人もいるかもしれません。一貫の試験は、情報処理能力が問われます。つまり、長く複雑な文章や図などを速く読み取る力が必要です。この力を養うためには、色々な問題を解くことに他、様々なジャンルの書物を速く読み理解する訓練も非常に効果的です。Qゼミの「ことばの学校」を利用してみるといいですね。





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 解答

問題2 (1)札幌市 11時27分
       横浜市 11時34分
       京都市 11時49分
       福岡市 12時11分
       那覇市 12時22分


 解説

(1)南中時刻を求める問題でした。
【表1】には各地方の南中高度やその説明がありますが、今回の南中時刻の計算に直接関わってくるものではありませんでした。太陽は一定の速さで東から西に動くため、日の出~南中までの時間=南中~日の入りまでの時間となります。つまり、昼間の時間のちょうど中間が南中時刻になります。
計算方法は、
日の出時刻~日の入時刻はどの市でも、12時間8分になるため、その半分は6時間4分です。
それぞれの市の日の出時刻の6時間4分後を計算します。
例えば、札幌市は日の出時刻5時23分+6時間4分=11時27分
同じように、残りの市も計算してください。


 ひとこと

今回は市立南の理科の問題でした。
南中高度や時刻は、小学5年ぐらいで扱います。決して難しい問題ではありませんでした。 ですが、多くの資料の中から必要な情報だけを抽出し、答えを導き出していかなければなりません。知識はあればあるだけ、もちろん良いと思いますが、その知識をどのように活かしていけばいいかという思考力を養っていかなければなりません。考えるクセを身につけられるように普段から実践していきましょう。





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問題2 
(2)530000
(3)エ


 解説


(2)もとにする数を求める問題でした。
  長野県のレタス出荷量はじろうさんの会話で18万5400トンだと分かります。
  〔資料Ⅰ〕から、長野県の出荷の割合は35%になります。
  もとにする数を求めるためには、比べる量÷割合になりますので、
  185400÷0.35=529714.28...になります。
  問題には、百の位を四捨五入してがい数で求めるようになっていますので、
  答えは、530000になります。
  ただし、529714まで計算せずとも、百の位で四捨五入するため、途中までの計算で十分答えは
  出せるでしょう。


(3)八ヶ岳の雨温図を求める問題でした。
  じろうさんの7番目の会話の「レタスは暑さに弱いから、涼しい気候で降水量もあまり多く
  ない所で栽培されている」より、選択肢の雨温図から気温が年間を通して低いものを選びます。
  (気温を見る時、目盛りの数値が揃っていないことに注意しましょう。)
  結果、アとエが夏でも20度を越えない涼しい気温だと分かります。
  では、アかエのどちらが八ヶ岳なのでしょうか。「降水量」に着目してみましょう。
  アは冬に降水量が多く、梅雨と呼ばれる6月当たりに降水量が少ないので、北海道の気候に
  なります。北海道は梅雨がないことを覚えておきましょう。
  よって、答えはエになります。


 ひとこと

今月は、市立川崎の適性問題Ⅱからの出題でした。
もとにする数を求める計算は定番のため、絶対に落とせない問題でした。資料と多くの会話から、数値を読み取ることさえできれば解けるはずです。
雨温図の問題は、アにした人も多いのではないでしょうか。会話の中では降水量が少ない場所でレタスの出荷量が多いと記述がありますので、アとエを比較して、年間で降水量が少ないアを選んでしまいがちです。公立中高一貫校の適性検査は思考力問題が中心ですが、やはり知識も必要になります。





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 解答


問題3 出合う周期がもっとも長い 306年 17年周期と18年周期の組み合わせ
    出合う周期が2番目に長い 272年 16年周期と17年周期の組み合わせ
    出合う周期が3番目に長い 255年 15年周期と17年周期の組み合わせ


 解説


【表1】から分かるように、出合う周期の計算は、最大公倍数で決まります。 例えば、12年周期と13年周期が出合う周期は、12と13の最大公倍数で、12×13=156年となります。 最大公倍数で14年周期~18年周期の組み合わせをそれぞれ計算すると、以下のようになりますよね。



この表から、
出合う周期が一番長い組み合わせは、17年周期と18年周期の306年!
2番目は、16年周期と17年周期の272年!
3番目は、15年周期と17年周期の255年!
が答えとなります。

この問題を解くには、【表1】から最大公倍数の計算で求められていることが読み取れるkとが必要ですね。また、14年周期~18年周期の組み合わせをそれぞれ計算するために、二桁の最大公倍数をある程度暗記しておくと5分とかからずに解くことができると思います。


 ひとこと

今月は、横浜市立南高等学校附属中学の適性問題Ⅱからの出題でした。

算数の応用問題というよりは、資料や表を読み取る力が必要になる一貫校らしい問題でした。一貫校は、複雑な計算や莫大な知識があるから合格するというわけではないと言われています。むしろ、資料から何を答えるべきなのか問う思考力問題が中心です。

思考力向上には、「考えるクセ」が重要です。日頃から養っていきましょう。








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 ひとこと

今月は、神奈川県立適性検査Ⅰからの出題でした。
出題されたら嫌だな・・・なんて思う仕事量の計算が出てきました。
仕事量の計算では分数の計算が多く使われます。また読解力も必要です。
様々な問題を解き、応用力をつけていく必要がありますが、
まずは仕事の基礎的な計算を身につけることを心がけましょう。







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問題2 (1)シンガポール
    (2)エ

 解説

(1)世界は6つの州(ヨーロッパ州・アフリカ州・アジア州・オセアニア州・北アメリカ州・南アメリカ州)に区分されます。国はどこかの州に区分されます。この問題の[表]を埋めるためには、〔資料1〕から、アジア州に区分される国だけを選び、順位で並べる必要があります。[表]から、韓国と日本の間の順位を選ぶことを確認し、〔資料1〕を見てみましょう。 韓国と日本の間の順位にある国は、シンガポール・クロアチア・スウェーデン・ハンガリーになりますね。この中でアジア州に区分される国は「シンガポール」だけです。
よって、解答は「シンガポール」となります。
また、クロアチア・スウェーデン・ハンガリーの3つの国はヨーロッパ州に区分されます。
州の名前を覚えることはもちろん、国がどの州に区分されるのかを覚えましょう。
世界地図を片手に持ち、位置もおさえておきましょう。

(2)割合を求める計算の必要があります。


フランスへの訪問者数は世界1位であり、フランスの旅行収支は赤字である。・・・×
旅行収支は、〔資料2〕を見て、旅行収入が旅行支出を上回っていれば「黒字」、下回っていれば「赤字」になります。
フランスは、旅行収入が旅行支出を上回っているので、「黒字」になります。


アメリカへの訪問者数は世界2位であり、アメリカの旅行収支は2番目に多い。・・・×
アメリカの旅行収支は、160,733百万ドル(収入)-91,918百万ドル=68,815百万ドルになり、大幅な黒字になります。他国も同じ計算をしてもアメリカを上回る国はないことがわかります。


日本への訪問者数はフランスへの訪問者の約12.5%であり、その収支はイギリスやドイツと同じくらいの額で旅行収入よりも旅行支出が上回っている。・・・×
日本の訪問者数をフランスの訪問者数を基準として、割合を求める場合は、
(日本への訪問者数)÷(フランスへの訪問者数)×100です。
10,364(日本)÷83,013(フランス)=0.124…になりますので、約12.5%になります。
ただし、旅行収支で見ると、フランスは旅行収入が旅行支出を上回っているので、ウは×になります。


日本への訪問者数はアメリカへの訪問者の約14.9%であり、日本の旅行収支の額は赤字である。・・・○
ウと同じく、日本の訪問者数をアメリカの訪問者数を基準として割合を出すと、
10,364(日本)÷69,768(アメリカ)=0.148…になりますので、約14.9%になります。
日本の旅行収支は、旅行収入が旅行支出を下回っているので、赤字になります。

 ひとこと

三代目いっかん先生の栗山美穂です。
今月は、入試2年目となった2015年度市立川崎高校附属中学の適性問題Ⅰからの問題でした。
収支の意味や、割合の計算が必要ですので、時間もかかります。
このような問題はまず、計算以外で選択肢を絞り、計算時間を少なくすることも一つの手ですね。
2016年度受験をめざす受験生のみなさん、1年間、より多くの問題を解いて合格を勝ち取りましょう。