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とっておきのラインナップの1冊を紹介します!

今回の絵本

行事の由来えほん げんきにおよげ こいのぼり

今関信子/作 福田岩緒/絵
1,296円 2001年初版


テーマ

行事に親しむ


読後感

気分爽快


絵のタッチ

ほんわかしている


あらすじ

 江戸時代にさかのぼり、こいのぼりができたときのエピソードが紹介されます。町の子どもたちのことを思った心やさしい武士によって作られたというものです。


本文から

 お話の冒頭、替え歌が出てきます。
「やねよりひくいこいのぼり ちいさいまごいはおとうさん いそがしそうにおよいでる」
 皮肉ながら、現代の住環境や世相をうまく表現しているように感じました。ここを話の糸口にかつては悠々と空を泳いでいたこいのぼりのお話が語られるのです。



とっておきのラインナップの1冊を紹介します!

今回の絵本

おにたのぼうし

あまんきみこ/作 いわさきちひろ/絵
1,080円 1969年初版


テーマ

他者


読後感

せつない


絵のタッチ

あわい


あらすじ

 節分の日、豆まきのお話。追い出されるはずのオニが、実は思いやりのあるオニだった。「おにた」は心やさしいオニの子。病気のお母さんの看病をする女の子のためにごちそうを持ってきます。女の子は「おにた」をオニだと知らずに豆まきがしたいと言うのでした。


本文から

 この絵本は追い出されるオニ側の視点で描かれた作品です。女の子が「おにた」をオニと知らず、無邪気に豆まきがしたいという言葉は「おにた」にとっては一番つらい。自分が当然だと思っていることは本当にそうなのだろうか。いつまでたっても分かることのできない他者の心。その存在を短い話の中で示してくれています。