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2017特色検査分析


今回は横須賀高校の問題をご紹介します。横須賀高校は今回が特色検査2年目となりました。

試験時間は60分で、出題数は大問が5つでした。各科目の発展的な内容となっていて、いわゆる科目横断形式の出題はありません。難易度はそれほど高くない一方で、問題量が非常に多いのが、昨年からの横須賀高校の特色検査の特徴です。問題の総ページ数は21ページで、高得点を取るためには時間配分に気をつかいながら、問題を取捨選択して取れるところでしっかり取ることが求められました。

昨年は理系のテーマに若干偏っていましたが、今年は英語分野で30点、数学分野で20点、社会分野で20点、理科分野で30点でした。しかし共通しているのはデータ・資料の読み取りを重視している点です。

実際の出題をご覧ください。
問1で出題された、「外国人の訪日動機」について集計された表です。



実際の問題では、この表の前に59行にわたる英語の会話文が記載されています。日本の高校生2人と、オーストラリア、マレーシアからの留学生とが、外国人が日本を訪れる理由について話し合っていて、それを踏まえて表の空欄を埋めるような問題が出されていました。


昨年のQゼミの特色対策授業で実施した対策問題がこちら。



資料の読み取りは通常の入試問題でも出題が増えています。特色検査で高得点を取るためにも5科目入試勉強を妥協せずにすすめなければなりません。普段から正確さとスピードを意識して学習しましょう。

さらにQゼミの特色対策では社会問題や数理的なトピック、時事的な話題などを扱います。基本的な解く力は今までの学習の積み重ねで解くことができますが、スピードを上げるにはそういった話題に触れておくことが大事になります。

2017特色検査分析


昨年度同様、知識要素は必要なく論理的思考を問う問題だけで構成されていました。

問1は、昨年度同様、立方体パズルが出題されました。
ある平面図・正面図・側面図からその立体を実際に書かせるものでした。もう1題は、様々な場面で良く見かけるさいころの問題でした。根気よく立体図を平面上で考え、さいころの目を想像できればできる問題でした。
問2は、ベン図と情報を整理する論理パズルでした。
ある情報をベン図を含め、図式化することで整理する力が必要でした。
問3は、表面的には為替相場を扱った問題でしたが、中3社会の単元が理解していないとできないということはありません。あくまでそこに書かれた情報とグラフを読み取れば答えを導くことができたはずです。このような問題は、公立中高一貫校の入試問題でも良くみかけます。
問4も理科知識(「鏡」「反射」)が必要のように思われますが、そこに与えられた絵や図を読み取る問題でした。

希望ヶ丘高校の特色検査には、主要5科目の知識がほぼ必要ありません。
論理パズルで大半を締めていますので、頭の中だけで考えるのではなく図式化したり、文字化したりして情報を整理する力を養うことが必要でしょう。


希望ヶ丘高校の特色検査問題はこちらから


2017特色検査分析


<今年の傾向>
例年通り、1つの科学的なテーマに対して複数資料が提示され、多角的に読み解いていく問題。今年のテーマは「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」。そして、今年は、いよいよ計算がなくなりました。


<求められる力>
計算力× 英語力○ 読解力◎ 資料分析力◎ 論理的思考力◎
記述力◎


<詳細>
資料1 英文    「IoTについての中学生の会話」
資料2 Q&A   「IoTってどんなもの?」
資料3 グラフ3つ 「日本企業のデータ活用に関する資料」
資料4 説明文   「POSシステムの仕組み」
資料5 説明文   「身の周りのIoT活用例」

問題[1]
資料1・2の読解と記述。資料2は苦労なく読み解ける。資料1の英文は長くないものの、多くの専門用語が注釈となっています。粘り強く読解できるかが鍵。読解できれば、記述は容易。
問題[2]
資料3の3つのグラフを複合的に読み取り記述する問題。Qゼミで特色検査対策を行っていれば類題演習をしていたはずで、比較的、記述しやすかったでしょう。
問題[3]
資料3・4より、POSシステムの人工知能に入れるデータを考え、定型記述する問題。問題の意味(何を答えればよいのか)を理解するのに少々、手間取ったと思われる。図らずも国語力が求められたかもしれません。
問題[4]
IoTの具体的な提案記述。「課題解決能力」以前に、「課題発見能力」が問われている。そして、読み手を論理的に説得できるプレゼンテーション能力も求められる。また、具体的な提案を発想するには、日常での科学的な関心が必要です。理科の学習やニュースから、材料を収集しておけば助けとなるでしょう。


<まとめ>
上位大学進学に向けての学習とともに、「深堀り学習」も横浜SFの特徴です。純粋な科学的探求に留まらず、科学技術の社会的役割まで扱うところは、いかにも横浜SFらしい、特色ある検査と言えます。このような深堀り問題についての対策は、過去問演習以外に、早期から公立中高一貫校の問題を使って、資料の読み取りと論理的記述力を養っておくとよいでしょう。


2017特色検査分析


横浜緑ヶ丘高校の特色検査は、例年、小論文の形式で出題されます。SF小説や歌謡、地図などの多彩な素材から「社会的な見識」「思考力」「論理性」「表現力」等を問われます。明確な解答はありません。現実的な問題が目の前にあるとき、その問題を打開する方法は必ずしもひとつだけではありません。むしろ、実行可能なその問題の打開の方法を複数の視点からどれだけ多様に考えられるか、また、それに対する反論や課題点をどのように打破できるのかが問われます。練習としては解答に論理的な説得力を持たせるために反論に対する論証の組み立ても行ってみると良いでしょう。

2017年度の横浜緑ヶ丘高校の特色検査・問1では、童謡を素材にし、いろいろな機能と働きを持つ車と、その将来性について記述する問題となっています。100字しか用いることができないので、箇条書きのメモを欄外に書き、まとめる等の工夫が必要です。

問題では、社会になくてはならない「はたらくくるま」は何か?30年後には無くなっていると考えられる「はたらくくるま」は何か?を問います。せいそうしゃ・こううんき・ブルドーザーなどの例から選択し記述します。



問1「私たちの社会にとって、とても大切な役割を果たしているくるま」はどれか。どれも必要かもしれません。自動運転の技術が実用化しても、(カ)の「ようちえんバス」や(ケ)の「タクシー」そのものはなくならないでしょう。
ここでは仮に(ア)の「ゆうびんしゃ」を選択したとして、どんな解答をしますか?

解答はこちら

 解答

IT技術が発達しハガキや手紙の量は減ったがデータではなく書面の郵送が必要な重要書類は多いので、ゆうびんしゃは無くならないと考えられる。また、ゆうびん扱いの宅配便の需要等は逆に増え続けている状態だから。(100字)



問2「社会の変化から、30年後になくなっていると思えるくるま」では、たとえば(オ) のテレビ中継車が考えられます。どれを選択しても構いません。その車が必要な理由・無くなっているかもしれない理由は、どれでも考えられます。たとえば(ウ)のタンクローリーも、ガソリン以外の燃料が主な燃料として使用されるようになっていれば、30年後にはなくなっている車になります。どのような答えが考えられるでしょうか。

解答はこちら

 解答

テレビ中継車は、スポーツ中継の目的では無くなっていると考えられる。現在でも、中継には車を必要とする大規模な設備は不要な場合が多く、移動を伴う中継はドローンに搭載できる軽量なシステムになっているだろう。(100字)

2017特色検査分析


今月は柏陽高校の特色検査のうち、理系の分野の分析になります。

 柏陽高校の特色検査は、いわゆる「科目横断型」と呼ばれる出題形式の問題になります。特色検査といえば「科目横断型」と言われるくらいオーソドックスな出題形式となりますが、一口に「科目横断型」といっても、大きく2つのタイプがあります。
 ひとつは、(1)は英語、(2)は社会、(3)は数学といったように、小問ごとに必要となる知識の科目が変わるタイプ、もうひとつは(1)は英語+数学、(2)は社会+国語といったようにひとつの小問の中で複数の教科の知識が問われるタイプとがあります。

 今年度の柏陽高校は、大問1が小問ごとに必要な知識の科目が変わるタイプ、大問2が一つの小問の中で複数の教科の知識が問われるタイプとなっています。昨年度も同様の出題傾向でしたが、一昨年は大問5問構成でしたので、「科目横断型」という枠の中で来年度以降も、問題構成は変更があるかもしれません。
 いずれの年にも共通して言えるのは、英語の入試かと思える位の長文の英文を基にした出題があるということです。ボリュームが多く、正確に読み取る必要もあり、英文読解の力が問われます。最初にパラグラフリーディングでざっくりと意味を掴み、出題箇所は精読で、細かな意味をしっかりと捉えるといった読み分けのテクニックがないと、時間が足りなくなるといったことも考えられます。共通選抜の英語の対策にもなりますので、長文読解の力に磨きを掛けるよう心がけましょう。

 また、近年の柏陽高校の傾向として、記述問題の減少が挙げられます。柏陽高校の特色検査では、記述問題が年々減少しており、今年度はついに1題のみとなっていまいました。
その1問も



という出題で、本文中の



の内容をまとめるだけですので、難易度は高くありません。
今年度の問題で一番受験生の頭を悩ませたのは、



Q ではないかと思います。単元としては場合の数ですが、あまり見たことのない出題形式かと思います。実はこちらの問題は、中学受験ではよくある出題形式の発展問題になっています。解法を知っていれば、決して難しい問題ではない(ほぼ1桁or2桁の足し算の繰り返しで正解にたどり着けます。)ので、塾や参考書などで一度でも扱ったことがある受験生と、まったくの初見になってしまった受験生とで差がついてしまったと思います。

※参考

(Qゼミオリジナル、中学受験用教材より抜粋)

 柏陽高校の特色検査は様々な出題形式があり、「科目横断型」のお手本のような入試ですので、他の「科目横断型」の特色検査実施校を志望校にする受験生は対策の一環として、一度チャレンジしてみてもいいかと思います。

2017特色検査分析


今回は柏陽高校の文系問題について、紹介させていただきます。 文系といえば「長文読解」です。
3ページにわたる英文読解問題(問2)が今年は特徴です!
柏陽高校攻略のために、おさえておくべきポイントは3つ紹介いたします!


Daikiさんの3回目の会話を注目しましょう。

問2
Daiki : 94% of 950 students is not 933 but (  ②  ) students.
(イ)②に入る数字を答えなさい。  答え:893

950の94%は933ではなく、893です。小学5年生で習う割合の計算が英文が問われました。
文系と理系を混ぜた、まさに特色検査らしい1問でした。



(キ)の問題で、カモメ高校の模式図を英文から読み取り、正しいものを選びます。 下記が問題です。



HR(教室)の数と階段数を正確に読み取る必要があります。
英文と資料を活用する問題は他の高校でも出題頻度は高いです。
柏陽高校だけではなく、他の高校の過去問を解いて実践力をつけましょう。



文は長いですが、読み進めていく上で、特別難しい単語や熟語は少ないため、比較的読みやすい文章になっています。
中学の授業でよく使う単語が多く見られますので、難易度の高い単語や熟語を覚えておく必要はないでしょう。
しかし、「単語量が多い」「数字が多い」「途中に資料(表)あり」という点から、英文を読むスピードがカギになります。(ケ)の問では、本文の内容に合う英文を選択することが要求され、全体の内容を把握する必要があります。
いかに速く内容理解できるかが勝負になります。
受験生はぜひ「スピード」を特訓していきましょう。

2017特色検査分析


今年度は前年度よりは問題分量が少し減り、また英語の読解量も減ったことから一見では取り組み易くなった印象でした。例年通り、教科横断型の問題なので、理系問題のような問題1つを考えても、国語の読解力や記述力、英語の読解力、数学的な論理力、そして資料や図を使いこなす力であったりと各教科のバランスの取れた力が要求されています。特に読み書きに関する文章力は必須なので、普段から新聞など、レベルの高い文章に触れたり、自分の意見を端的にまとめる記述の練習をしておくことは非常に重要です。

課題1の設問1では、リード文を一見すると社会の歴史の問題かと思わせますが、数学的論理の問題でした。このような数学的論理の問題は、公立中高一貫校の問題でも類題は多く、これに近い問題をやったことがあった生徒も少なくはなかったのではないでしょうか。今後も中高一貫校の類題を解くことは、特色検査対策としては有効な学習方法の1つであると言えるでしょう。
課題2の設問1では、平均の平均は取れないことは一般的に知られていますが、なぜそうなるか説明しなさいと言われると、迷ってしまった部分はあるのではないでしょうか。普段から、言いたいことの論理整理をし、相手にきちんと説明できるように練習しておくことが大切です。設問2では、いろいろな図の意味を読み取り、またその図どうしのつながりをどうつけていくかが問われました。設問3では、理系の問題に見えつつ、国語の文章読解もからめてあるので、まさに教科横断型問題と言えるものでした。


横浜翠嵐高校の特色検査問題はこちらから


2017特色検査分析


今年度の問題では、設問10問の内、文系要素から6問、理系的要素から4問の出題がありました。課題1での「ホンモノのおカネの作り方」では、注釈に記載がありますが、「形而上学」という普段耳にしない難解な言葉がテーマになっています。課題2でも、「スキーマ(体験知識が与える考え方)」という難解なテーマな上に、文量も多いため、語彙力・読解力が試されていると言えます。

課題1では、設問2が歴史的観点の問で、飢饉が与える貨幣経済への影響と、米価格の変動を分析するものでした。5択のうちで正しいものを全て答えるパターンなので、選択肢の分析が必要ですが、冷静にグラフと表を読み取れれば得点できると言えます。難関は設問3で、本文で述べている「逆説的な内容」を選択肢のことわざで言い換えるという、本文をしっかり理解できていないと解けない記述式の問題でした。設問4では、クレジットカードに付随する「ポイント・プログラム」の記述式の説明でした。大人ならば使用したことがあるクレジットカードでも、子どもからすると中々難解なシステムのため、馴染みがなく、普段から様々な事柄にアンテナを張っていないと困惑してしまうかもしれません。
設問5では、本文の内容を要約した英語での会話文を読み、空欄に適する形で、関係代名詞を使用して英作文をする問題です。英文自体は難解ではないですが、本文をしっかり理解できていないと何を書けばいいのか見当がつかないかもしれません。ただ、最終段落に空欄の該当箇所があるので、それを見つけられれば解答にたどり着ける糸口が見つかるでしょう。




課題2では、1よりも更に馴染みのないテーマなので、読解に苦戦が予想されるものでした。ただ、本文の理解を求める設問(文系的要素)は設問3と4のみでした。その他は本文とは繋がりのない、理系的要素の独立した問題となっているので、本文の理解に時間をかけるよりは、先にこれらの計算問題から取り掛かる方が時間の使い方としてはいいように思われます。

科目横断型のテストで、思考力を特に重視し、論述で点差がかなり開く内容となっています。

解答はこちら

 解答

2017特色検査分析


特色検査分析の第2回となる今回も、湘南高校の問題を取り上げたいと思います。湘南高校特色検査の特徴の1つは「空間図形」の問題です。今年度は正四面体を転がす問題が出題されましたが、サイコロ(正六面体)で対策していたQゼミ生は正答できたのではないでしょうか。

今回の分析では、問2の(エ)を取り上げたいと思います。




問題文はストロボスコープ、ストロボスコープを使った装置と見え方の説明(回転数と周波数)、例示と続きます。ストロボスコープと周波数は理科の教科書にでてきますが、回転数をHzで表す点は単位についての理解が十分でないと問題を解くのに苦労することになります(Hzは1秒当たりの回数を示す単位)。(a)の問いは想像力で対応できると思いますが、(b)~(d)は数学的思考をしなければ時間内に解くことは難しいのではないでしょうか。





(b)は規則性を見つけて解いていきます。回転数と周波数が異なるので、回数が両者の最小公倍数になったとき最初の状態に戻ることに着目します。それを回転数で割ることで見える個数を求めることができます。
(c)と(d)は、(b)の図に書いてある80Hzのときの個数から点対称になるという条件を導き出します。

「最小公倍数」と「点対称」というキーワードは、いずれも問題文に書かれてはいませんが、受験生なら当然知っている知識です。言葉の意味や使い方を知っているだけでなく、どういう場面で使うかということが、重要になること分かっていただける問題になっています。

2016特色検査分析


今年度の湘南高校特色検査は80字を超える記述問題がなくなり、大問数も昨年度同様3問のままだったものの、小問が増えたため時間配分が大きく得点を分けるポイントになったと思われます。また昨年度は出題がなかった技能科目の出題(問2の家庭科メイン問題)も復活し、知識よりも思考力や情報処理力に重点を置いたこれぞ「The湘南特色検査」と呼べる出題となりました。 その中で湘南高校特色検査の問1として定番となっている「よくある会話の中からの深い思考」を扱う問題を今年も掘り下げてみます。


今年度は例年と異なり科目横断の要素がなくテーマは国語に絞った珍しい出題で「ら抜き言葉」や「重ね言葉」といった「日本語について考える」生徒達の協議というシチュエーションで問題が構成されていました。「ら抜き言葉」については様々なメディアでも目にすることもあり、日頃から言葉に関心を持っていればお馴染みの内容で正解しやすかったと思われます。やはり湘南の特色検査を突破するためのポイントの一つは日常の何気ない会話の中に出てくる事象から無限の発想を巡らせたり、また疑問に思った内容を調べる習慣をつけることです。中でも、なかなかなさそうだが実際にあってもおかしくはない複雑な設定での言葉づかいの問題を取り上げてみましょう。(イ)と(エ)に注目しようと思います。



よい機会ですので、ちょっと考えてみてください。正解は最後にお伝えします。
                    ●
(イ)は「もらう」「やる=あげる」「くれる」について、状況に応じて正しく使えているかどうかを見る問題です。設問文の「折ってもらってやってくれないか」を例に挙げると、「折ってもらう」ことをさらにお願いするから「折ってもらって『やってくれ』」という表現になっていることが理解できるでしょうか。また、誰が誰に「折る」「料理する」「絵を描く(サインする)」という行為を行うのか、という状況の把握も重要なポイントです。
その上で「折ってくれないか」「折ってもらえないか」「折ってやってくれないか」は同じ意味、「折ってもらってくれないか」「折ってもらってやってくれないか」が同じ意味、と大別して考えると正しい使い方かどうかが見えてくるでしょう。

(エ)は重ね言葉を探す問題ですが、「最後の先生の発言の中から」と範囲が極めて絞られているので、一見簡単そうに思えます。実際、2つのうちの1つは比較的容易かもしれませんが、もう1つは大人でも難しいと思います。正解を見ても、なぜそれが重ね言葉なのかがわからない人も多いでしょう。できれば偶然の正解は避けたく、どこがどう重なっているのか、どうすれば重ならない表現になるのか、というところまで理解したいですね。

余談ですが「日本語の乱れ」というテーマの文ということもあり、現代人が間違いやすい「的を射る」という正しい表現をさりげなく混ぜているのは出題者の意図的な狙いもあるのではないかと、共感を覚えました。「的を得る」という用例は諸説ありますが、まだ誤用とされるケースが多い表現なのです。
いずれにしても、湘南高校を目指す人は勿論、トップ校を目指す人は日々の会話の中での疑問点等に敏感に反応し追求する姿勢を高め、来るべき一世一代の高校受験に備えましょう!

解説はこちら

 正解と解説

(ア)1と5
2を正しく言うなら、一例として「折ってもらえないか」「折ってやってくれないか」
3は2と同じ状況。「食べてもらえないか」「食べてやってくれないか」と言うべき
4は「食べさせてくれないか」「食べさせてやってもらえないか」など「させる」の表現にならないとおかしい。
6は2や3と同じ状況。「描いてもらえないか」「描いてやってくれないか」と言うべき

(イ)・過半数を超える
   ・従来より 
過半数を超える→半数を超える、過半数に達する などと言い換えると重なりが解消される。
従来より   →「より」はつけずに「従来、」と使えば重なりが解消される。