国大Qゼミが運営する情報サイト

2014 公立高校 入試5科目分析!

大雪の中で行われた今年の公立高校入試、「理科が難しかった~!」という受験生の声も聞こえてきましたが実際はどうだったのでしょうか。
Qゼミ入試分析室のスタッフが総力を結集して、出題の特徴を分析しました。
科目ごとのポイント、今後の対策は、将来の受験生のみなさん必見です。



総 評

まず、特筆すべきは、問5の途中式を記述させる連立方程式の問題であろう。連立方程式の利用は中2の学習範囲であり、毎年中3単元からの出題が固定されていただけに面食らった生徒も多かったようだ。また問2(カ)でも中1単元の不等式が出題され、中1・中2の領域からの出題が例年に比べて大幅な増加となった。また、問3の関数の(ウ)、問4の確率の(ウ)、問6の空間図形の(ウ)は、例年に比べて難易度が高かった。

これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法

昨年・今年と新傾向の問題が多く出題されました。単元を絞らず中1・中2の学習範囲も含めて幅広く入試レベルまで学習する必要がありそうです。これから中3になるみなさんは、是非この先学習する単元をその時その時に完璧にしていきましょう。そうすれば前学年の復習に時間を多く使えるようになります。どんな出題傾向になるかが予測できないため、早めに中学校の学習内容を終わらせ、他県を含む入試問題の演習を多くとっていくことが効果的な対策であるといえます。中でも配点の高い証明問題が最重要です。様々な問題パターンに慣れておきましょう。



総 評

出題形式は昨年度と大きな変化はなく、難易度は昨年度に比べると易しくなったと言えるだろう。問5の英作文は文脈を読み取って記述するもので、中1の学習文法でも記述が可能。問6ではイラストを英文で表現させる英作文が出題されたが、自分が「書ける」英文で表現をすれば良いので、落ち着いて考えれば難しくはない。長文読解も読みやすい文章であり、時間が不足するということはなかっただろう。しかし、昨年に比べ注釈のある単語が増えた。注釈が多い英文の読解に不慣れな生徒は苦戦しただろう。

これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法

  • 問2の英単語記述では「musician」を書かせる問題がありました。教科書の単語もしっかり押さえておきましょう。
  • 問8(昨年度の問7の形式)にも単語の問題が!一見、読解問題のようですが、基本単語の頭文字をつなげて答えを導き出す問題です。当たり前ですが基本単語は絶対落とさないように暗記しましょう。
  • 英作文では、答えがある程度決まっているものと、自分で考えて書くものがあります。自分が書ける文章で表現する力をつけましょう。例えば、問6のBは「Shiro brought a ball when Ken was watching TV.」や「Shiro wanted Ken to play with him.」などでも問題ありません。基本文法を確認したら、どんどん書いて練習しましょう。
  • 英語の問題は難しそうに見えても、問われているのは「基本」です。基本を疎かにせずしっかり身につけましょう。


総 評

問一 近年出題されていなかった文法の問題が出題された。助詞「の」の見分け方は問題集や模
    試などでも、出題されるため、比較的容易に正答を導けたと思われる。
問二 「古文」では注釈などは少なかったが、ストーリーはつかみ易く、落ち着いて選択肢を検討す
    れば、失点を防げたであろう。
問三 「小説文」では中学生にとって感情移入しやすい部活動がテーマの素材文であった。心情を
    読み取る問題では、受験生が迷う選択肢もあり、丁寧に検討できたかが鍵である。
問四 「論説文」の難易度はあがった。文章中で作家、谷崎潤一郎の著書を引用しており、内容理解
    に時間がかかったであろう。また長文記述の問題では、「障子の可変性」が「日本人のきめ
    細かな自然観を生んだ理由」についての記述が要求されており、本文中から答えの根拠を
    特定するのは難しかったようである。
問五 昨年同様、グラフを使った問題が出題された。昨年の2題から1題に出題数が減り記述の形
    式も決まっていたため、過去問をしっかりやっていれば回答は容易であった。

これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法

神奈川県入試の過去問と、全国の都道府県の高校入試問題を丁寧に解いていくことに尽きます。神奈川県入試で最近の傾向を踏まえた演習を意識すると同時に、様々な高校の出題にあたることで、質と量の両面が確保できます。「丁寧に検討する」とは設問の検討段階で回答の根拠を明確にすることと、間違えた問題の理由を明確にすることを指します。
また高得点獲得の鍵となるのが記述問題であるため、自分が書いた記述問題を学校や塾の先生などの第三者に添削してもらうことをお勧めします。そこで指摘されたことやアドバイスを実践していくことで、記述に対する実力も徐々に伸びていくでしょう。
最後に模擬試験で時間配分への注意力と実戦感覚を磨ければ、国語が得点源になるでしょう。



総 評

昨年の問題とは一変し、記述・計算関連が問題の半分以上を占める結果となった。今年の内容として特に注目すべきは「計算問題」の多さだろう。
計算問題は昨年に比べ、大幅に難易度が上がりほとんどの問題で応用力が求められる問題となった。問6・7は特に読解力が必要。また、問8の(ウ)では数学の三平方の定理を使う問題も出題され理科と数学のつながりが垣間見えた。
問題傾向こそ変わってはいないが、1問1問が難しくなっている為、昨年の平均点よりも大幅に下がることが予想される。
唯一解答時間に余裕のあった理科も今後、時間を気にしながら解く科目の仲間入りとなるかもしれない。
学年別配点は中1から37点・中2から28点・中3から35点となった。
計算問題は中1から17点・中2から6点・中3から7点と中1からの出題が多かった。

これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法

  • 1分野については公式を覚えた上で応用問題まで解く力が必要です。
    ①公式の暗記 ②基礎問題演習 ③応用問題演習
    1分野はこの順番で力をつけましょう!入試では③が必要となります。
  • 複雑な実験・資料・データや長い問題文の整理を出来るようにしよう。
    表や実験結果を正確に読み取るためには問題を解く為に必要な部分を簡略化することがポイントです。
    1つ1つの内容を読み取り、簡単に直す・整理することで問題の問われている部分だけが見えてくるようになるので難易度がかなり下がります。
  • 基礎を100%理解しよう!思考力を要する応用問題は基礎なくしては太刀打ちできません。まずは基礎100%!


総 評

  • 昨年と同様大問6問、地理・歴史・公民がそれぞれ2問ずつの出題となった。 昨年度と同様に地理では時差と雨温図、歴史では年号並べ替え、公民では時事問題と年中行事が出題された。
  • 昨年度は一昨年と比べると大きく難化したが、今年度は、昨年度の対策をしっかり行っていれば、十分対応できるレベルだった。
  • だが、文章記述問題では資料を読み解く力が来年度も問われるので、資料の読み方に慣れておく必要がある。

これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法

  • 地理に関しては、時差はもちろん、世界の気候や地形図を読み解く力をつけておきましょう。また、都道府県を分類する問題も出題されているので、都道府県の場所と位置をしっかりと覚えておく必要があります。
  • 歴史は江戸より前は文化や農民の暮らしについて、終戦以降については年号下一桁までしっかりと覚えましょう。
  • 公民はこれから習う分野ですが、政治を中心にニュースを見て、知識を広げておきましょう。