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2017  公立高校入試5科目分析


【総評】
配点は計算問題で23点、小問集合で26点、関数で15点、確率で10点、空間図形で15点、円と証明で11点の配点になった。全体的には、不意をつくような問題はなく、Qゼミでの教材や、神奈川県の過去問題をしっかり学習し、それができるようにしておけば特に難しいと感じた問題はなかったはずです。問3(ア)のGHの長さを出す問題は補助線を引き、相似や合同な図形を見つることがカギになります。問4の関数では、(ウ)の面積の比は、交点の座標を出して全体からいらない部分を引いていくなど地道に出していけば解けるはずですが、ここで時間がかかってしまうと焦ってしまうことになります。問5の確率は王道の解き方である「6×6」のマスに実際にPが止まる位置を書き込んでいけば簡単に解けたのではないでしょうか。問6の空間図形は、Qゼミの冬期単科特訓で扱った、図形を上からみて、円の平面の問題として解くやり方と考え方は同じです。最後に問7の円の証明ですが、完全記述ではないので、ここは得点をしておきたいところです。


■これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法
・ポイント①
過去問ばかりやっているのは危険ですが、やはり一度出題された問題は、解けるまで何度も復習して、確実にできるようにしておくことが大切です。1度解いて、間違えたところを何となくやり直すのではなく、なぜそうなるか、どういう考えでそう解くのか、なぜその補助線を引くのかなど、しっかり数学的論理を理解して復習を終えることが重要です。
・ポイント②
最近は新傾向の問題が出題されることも多く、パターン学習ばかりやっていると、新傾向の問題に対応できません。神奈川県の過去問題ばかりにとらわれることなく、全国入試問題集などから、他にもいろいろな問題にトライして、数学的な発想を身に付けておきましょう。




【総評】
神奈川県公立入試は昨年度の形式で落ち着くと思われたが、今年度はどの科目も変更点が見受けられた。英語も例に漏れず、マイナーチェンジが数カ所あり、その結果として平均点Upに繋がるのではないかと予想する。英文量、設問数ともに昨年度より減ったこと、問1リスニング(ウ)の「聞き取った英文を元に変更するディクテーション」が消滅したこと、そして昨年度は全体で1つの会話文になった問4語順整序が再び単独形式に戻ったことで、昨年までの過去問では全てに目を通せなかったが今回は時間内に解き終わったという人も多いのではないか。更に信じがたいが、過去記憶にない変更例として内容一致問題で英文の内容にあっている選択肢の組み合わせを選ぶという形式が採用された。昨年まではもう1つを正解を自力で見つけない限り5点を失っていたが、この形式であれば1つ正解が見つかれば明らかに違う選択肢を除外することで選択肢が絞られてしまう点に、得点しやすくしようとする作成者側の意図が垣間見える。ただそれでも、1題に減ってしまったとはいえ問5英作文では助動詞willを含んだ受動態表現の出題があったり、問8英文読解では説明の経緯が分からなければ正解出来ないカード並べ問題が出題されるなど、入試の格や威厳を感じさせる問題も見られた。それらも含め、いずれにせよ入試の英語は総合力が問われるため一夜漬け的な学習では30点に満たない結果にもなりかねず、中学英語の定着度により、得点差が大きくなるテストと言えるであろう。


■これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法
入試に対応出来る英語力は一朝一夕で身につく物ではありません。学年に応じた①単語力・②基礎文法力を確実に積み上げ、その上に③英作文力・④英文読解力(速読力)を構築しなければ、全く歯が立たない問題です。ただ逆に言えば中学で習得すべき英語力が定着していれば、目標点はクリアできる問題です。今の自分は上記①~④のどこにいるのかを分析し、早速今日からその克服に向けた「継続的」な勉強を始めましょう!




【総評】
昨年とほぼ同様の出題分野・問題数・配点であった。難易度は昨年同様か、文字量増加に伴い、少し難しくなった印象である。また大問ごとで、正答率が落ちる(難易度が高い)問題を1つは配置している印象である。
以下、大問ごとに概観してみる。
漢字は「読み」の「苦衷」(くちゅう)が難しかった。また昨年同様「書き」が選択問題となった。古文は例年並みの難易度であった。
小説文の問題では、素材文だけで3ページを超えており、ここで時間を使いすぎると後半の問題を解く時間が圧迫されたものと思われる。
論説文は哲学的な文章からの出題であった。一般的な中学生にとって哲学分野は苦手分野と考えられるが、問題そのものはそこまで難しくなかった。また記述問題がなくなり、用語を書き抜く問題に変更された。記述よりも取り組み易くはなった。
グラフの読み取り記述で指定文字数が少なくなったが、記述内容の難易度は上がった。


■これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法
・長文の読解問題を解くポイント
日常の学習から速読を心がけ、文章の主旨の理解に必要な部分とそうでないところをメリハリをつけて読むことが肝要である。また論説文の問題などで、哲学分野や自然科学分野など、各人でジャンルによる苦手意識がある場合があるが、苦手ジャンルの文章こそ多く触れ、演習を増やしていく必要がある。
・基礎学力の充実を
漢字・文法・古文など、教科書で習う基礎知識をしっかり学習する ことが重要です。また、記述の問題に関しても、普段のノートの記述の仕方や、定期テストに向けて学習する際の演習が基礎となります。一読了解の文を書くことを普段から心がけよう。
・入試過去問を解こう
全国の都道府県の入試問題などで様々な文章問題にあたっていこう。




【総評】
今年の難易度は昨年よりやや難化と予想される。計算を必要とする問題は約19点分、内容も複雑な計算は無く点数は取りやすかったと思われる。
記述では25字以内での記述問題がなくなり20字以内の記述問題の1問のみとなった。また、6択問題も増え、新たに3択問題も出題された。全体を通してみると「基礎」がしっかりしていれば答えが導き出せる問題も多かった。しかし、文章中の言葉が何を示しているかを読み取れないと点数を大きく落とす可能性もある。
配点は3点×12問、4点×16問の計30問と問題数・配点ともに昨年と同じ。
完答の問題は6問と昨年より増え、8点から24点分と全体の1/4を占めた。
学年別配点は中1(31点)、中2(44点)、中3(25点)となり、昨年と比べ中2と中3の配点が逆転し、中2分野からの出題が全体の半分近くを占める偏りのある結果となった。出題学年に偏りがある傾向が今後も続く可能性があるので、どの学年から出題されても大丈夫なように準備しなければならない。


■これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法
・記述・計算の問題を解くポイント①
記述・計算となると問題を見ずに最初から解かない選択をする人がいますが、記述・計算だから難しいということはありません。先入観や苦手意識をまずは捨てることです。記述はルールを守り、計算は公式を覚える。
まずは基本の徹底をしてみましょう。
・高得点をとるポイント②
最近の入試傾向の1つとして問題文の言い回しや言葉を難しくする、文字数を増やすことで難易度を上げているように見せることが挙げられます。一つの言葉に対して「何通りの聞き方があるのか」その内容への理解の深さが問われています。また、文字数が増えると「読み終わらない=解き終わらない」こともあります。国語同様、読むスピードが今後も必要になります。




【総評】
地歴公のすべての分野が難化した。過去5年間、他の科目と比べ、平均点の大幅な変動は無かったが、今年は大きな変動が見られるだろう。問題の内容として目立った変更点は記述問題の問題数・文字数ともに減少したことである。その分、選択問題の問題数が増え、難易度が大幅に上がった。地理は歴史と混合した問題が今年も見られた。また、単純な知識ではなく、その背景や理由などをしっかり学習していないと解けない問題が増えた。歴史は、問題の形式が難化した。時代の並べ替え問題では、まずは6つの出来事から該当するものを絞り、絞った出来事を並べ替える問題だった。例年と類似した問題ながらも、今年は絞る出来事の個数に指定がなく、傾向が変わった。また、江戸時代に関する問題が例年と比べ多かった。公民は、去年は出題が無かった経済分野が多く見られ、単語を覚えるだけではなく、内容もしっかり把握しておかないと解けない問題が多かった。
他の科目と比べ、一番難化したと考えられる問題だった。


■これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法
「ずばり!知識だけではダメ!」
知識だけではなく、背景・理由など、細かな部分まで把握すること。
学校の教科書や資料集で、細かな背景を頭に入れておく必要がある。歴史だと、断片的な知識ではなく、年表を横に置き、時代の流れやその後の影響をコツコツと頭に入れていくことが必要である。