国大Qゼミが運営する情報サイト

2018年度 神奈川県入試 総評


 昨年と比べ、全体で見ると大幅に難化した印象を受ける。
 唯一、易化したのは英語だろう。語順整序が単独形式に戻り、内容一致問題で英文の内容にあっている選択肢の組み合わせを選ぶ問題が出題された。1つ正解が見つかれば明らかに違う選択肢が除外でき、選択肢を絞ることも出来た為、得点は取りやすかっただろう。また、英作文では助動詞willを含んだ受動態表現の出題があった。解答で同じ英文に対して、ある高校では正解、ある高校では間違いといったことがあった為、学校ごとに採点基準が違うと思われる。
 そして、大幅に難化した社会については選択問題の問題数が増え、難易度が大幅に上がった。特に歴史の時代の並べ替え問題では、6つの出来事から該当するものを絞り、絞った出来事を並べ替える問題だった。例年と類似した問題ながらも、今年は絞る出来事の個数に指定がなく、傾向が変わった為答えを出すのに苦戦したようだ。
 国語では例年と難易度は変わらないように感じるが全体で2000字ほど文字数が増えた。難易度よりも時間との戦いだったであろう。数学では全証明が昔の穴埋め形式へ変更。関数も難易度が上がり、関数が得意な生徒も点を落としていたようだ。円周角の定理の逆を使う記述は難易度が高かったように思う。また、理科では図が見づらい問題もあり、誤答をしてしまう生徒も見られた。難易度自体は6択問題の増加もあり、やや難化傾向と思われる。
 昨年と比べおそらく20~25点の範囲で合格ラインは下がる見込み。入試傾向の変化に対応できなかった生徒は点を取るのが難しかったようだ。今後も入試傾向の変化は出ることが大いに予想される。新傾向対策としては神奈川県の過去問ばかりやるのではなく、全国の入試問題等を解き様々な出題方法に慣れておくことが必要になるだろう。また。知識偏重では対応できない問題が増えているので、日頃から物事の背景や理論等といったものを調べ、考え、理解する学習が必要になる。
 今年度の入試の平均点にもよるが大学受験の入試改革の中、今後も問題の難易度は上がっていくことが予想される。難易度が上がれば点が取りづらくなる為、当然内申を持っている生徒が有利になる。一層、学校の成績が重要になってくるだろう。